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✤大会議室✤
扉の先には大きなテーブルに椅子。
そして、注射器などがそれぞれ置かれていた。
『……何これ…』
【それは皆様に後ほど服用してもらう薬となっています。毒薬では無いのでご安心を】
「何も安心できねえ。」
【まあまあそう言わずに。席は指定席なので自分の名前が書いてあるところに座ってくださいね。】
アナウンスはそう言ってまた切れる。
仕方ない…か。俺たちは自分の名前が書かれた椅子にそれぞれ座った。
A様と書かれた紙の近くにあるのは白色の液体が入った注射器。はっきりいって不気味だ。
「…にしても他の人はいないのか？」
…確かにデュースの言う通りだ。
椅子の個数と人数比があまりにもあってない。
それに壁には、自分たちが出てきたのと同じような扉がまだある。
しばらく待ってみるか…
ｶﾞﾁｬｯ…
ひとつの扉が開く音がした。振り返ってみると、ジャミル先輩とカリム先輩が出てきた。2人は俺たちの姿を見たあと同じように椅子に座った。
「にしても、なんだろうな〜？これ？」
「カリム、触るな。見たことの無い薬だ。毒の可能性もあるんだぞ。」
「なっはっはー！ジャミルは心配症だな〜！」
「……笑い事じゃないんだぞ。」
『相変わらずのスカラビアの2人は息ぴったりだな。』
「だろ？」
「はぁ…」
「あれ〜？ラッコちゃんたちだぁ〜！」
「『うわぁっ！？』」
いつの間にか俺たちの後ろにはオクタヴィネルの先輩たちもいた。フロイド先輩はニコニコしながら俺の頭に腕をのせてる。重い。
「フロイド、監督生さんが困っていますよ。」
「ちぇー…」
むすっとしながらフロイド先輩は俺から離れていった。
『アズール先輩たちもいたんですね。』
「ええ。不思議なこともありますね。全員が知り合いで閉じ込められているとは。」
「にしても、不思議な場所です。一体ここはどこなのでしょうか？」
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作者名：Ｙ将軍 | 作成日時：2020年11月7日 20時
