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「謝る必要なんてないよ」
こっちこそ、ごめんだよ
直ぐに良い返事を返してあげられなくて
Aのことが心配で待ちきれなかったんだろうな
そんなの当たり前だよね
俺が伊野ちゃんの立場でも同じことをした筈だから
「まどか……正直に答えてくれないか。
彼女は、Aさんはどこにいるんだ?」
父さんの直球な問いかけに、母さんは悪びれもなく残念そうな顔で呟いた
「つまらないわ。せっかく彼女を招待したのに、もう返さなきゃいけないなんて」
「返すってAは物じゃない……Aはどこにいるんですっ!」
必死な形相の伊野ちゃんを一瞥すると、母さんは父さんに視線を向けた
「彼女が自分から来たのよ。私が悪いんじゃないわ。病気の人は看病してあげないといけないでしょう」
「何をっ言って……Aは病気なんかじゃ」
食ってかかる伊野ちゃんを鼻で笑うと、憐れむ視線を浮かべて
母「なぁに、あなたも騙されてるのね。まぁでも仕方ないかしら。彼女は嘘が上手だから」
「母さんっ! 」
混同してるんだ
夏香さんとAを
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作者名:みくり | 作成日時:2017年2月26日 14時