Twins ～Ｋei .I ～ 3 (ページ17)

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眼が覚めると夜中で
むくりと起き上がると、ぐぅぅ～ってお腹の虫が、静かな部屋の中で鳴り響いた

「お腹減った……そっか私、寝ちゃったんだっけ」

枕元の時計を確認すると、時刻は零時を回っている

どうしよう……こんな時間に食べるのは気がひける
でも、お腹減って寝れない

ゴソゴソと起き出し、そっとキッチンへと向かう
すでにみんな寝静まっていた
仕方がないので冷蔵庫の中を物色する事にした

慧「腹減ったの？」

「ひぃっ！」

背後からの声に悲鳴をあげて振り返った

「び、ビックリさせないでよ」

慧「なんだよ、Aが勝手に驚いたんだろ」

「普通驚くから。それよか、ゴメン。起こしちゃった？」

慧「起きてた。本読んでたから。それに」

言いかけてニヤリと口角を上げる

慧「絶対に腹減って、起きて来ると思って」

「なっ！なによぉ、まるで私が食い意地はってるみたいじゃん」

慧「ふははっ！良く分かってんじゃん自分のこと」

頭をポンポンと叩くと
その後に慧は戸棚から、お皿を取り出した

お皿には２つのおにぎりがのっていた