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父「なんだかなぁ、娘が初めて彼氏を連れてきた気分だよ」
「父ちゃん、それあながち間違ってねぇーし」
父「そうか……複雑だな…」
肩を落として父ちゃんが小さな溜め息を漏らす
母「ふふっ、男の人は大変ね」
嫁に出すんじゃねぇーぞ
なんなんだよこの会話
母「ところで慧」
「ほぇ?」
母「気をつけてちょうだいよ。私、そこまでは許してないから」
「…? なんのこと?」
キョトンとした俺に、父ちゃんが複雑な表情を見せる
母ちゃんは俺を見つめて含み笑い
母「ま、分かってはいるでしょうから、細かくは言わないわ」
なんなんだよ
ハッキリ言えばいーのに
怪訝な表情の俺を見て、クスリっと母ちゃんは笑いを漏らした
テーブルの上の、温くなったお茶を飲みかけた時
母「まだ私、おばあちゃんにはなりたくないから」
「ぶっ‼ ……っげほっ! 」
見事に口からお茶が飛び出た
気管に入ったお茶にむせて、目尻に涙が滲む
母「やーねぇ慧、動揺しすぎよ」
なおも咳き込む俺を見て
ふふふふって、母ちゃんは、楽しそうに笑った
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作者名:みくり | 作成日時:2017年2月26日 14時