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慧side
俺の横で大粒の涙を流して泣いてるA
両親への告白が唐突過ぎたかなって後悔した
Aと繋いでいた手が解かれた時
なにを思ってる?
なにを考えてる?
繋がれていた手を解かれて、不安が胸の内を駆け巡る
嫌だよ
俺から、俺の元から離れちゃ
やっと通じたんだ長年の想いが
こんなことで、俺から去っていっちゃ嫌だ
たとえ俺のワガガマだとしても
「A」
そっと名前を呟いて、Aの手をもう一度繋ぐ
絶対に離さないから
俯いて声を押し殺して泣くAを、俺は抱きしめた
母ちゃんたちが目の前にいたって、そんなのかまわなかった
「…ふっ…っぇ……ひっく…」
「泣けよ、しっかり。いいんだよ大きな声で泣いて。Aは全然悪くないんだから。むしろさ、俺たちの元にきてくれて、ありがとうなんだから」
父「そうだよA。我慢することはないんだよ。家族なんだろう」
泣きながら父ちゃんの言葉に賛同した母ちゃんが、首を縦に振っている
みんなの様子が伝わったのか、Aは俺の腕の中で、大きな声をあげて子供のように泣きじゃくった
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作者名:みくり | 作成日時:2017年2月26日 14時