第二十八話 ページ28
「そっから事情を説明して、ネテロのおじいさんに念についてちょっと修行してもらったりしながら天空格闘場で力を慣らしながらお金貯めてた」
「ネテロに変なことされなかったのか？」
「される前に全部察知して逃げてましたからね」
「ネテロも神には勝てんかったか」
ほっほっ、と笑うゼノのおじいちゃんは、この姿だけ見れば完全に孫の友達の話を聞く良いおじいちゃんなのだが、実際暗殺業者なんだよな。人って怖いなぁ。普通の人間だと思ってたら凶悪犯罪者でしたとか洒落にならないもんね。気をつけよう。
「で、これ本題じゃなくない？結局のところは？」
乗せられるままに思い出話に花を咲かせていたが、こんな話をするためにこの家に来させられたんじゃない。今の所完全に親戚の家に集まって会ってなかった期間の出来事説明してるアレだ。お茶と菓子が欲しくなってくるぞ。
「そうじゃの……A＝アルテミス、お主にゾルディック家の仕事の手伝いをしてほしい」
「……は？暗殺家業に貸す手はないが？」
「汚れ仕事とは言っとらんじゃろ。ちなみにイルミ、お主にもやってもらうからの。話を聞いとけよ」
「え？俺？聞いてないけど」
「言っとらんかったからの」
「家庭内でくらい報連相しててよゾルディックさん」
何食わぬ顔で笑っているゼノのじいさんはどうにも憎めない。なんだろうな、人殺しで食ってるって信じたくないよな。普通に親戚のおじいちゃんとかにいてくれたら良かったのになんだよ暗殺家業のじいちゃんって……いや親戚の集まりとかそんな例えしなければよかった。親戚の集まりで犯罪に手を染めそうになることはないしそれなら後輩が先輩に悪い薬を勧められるアレの方が当てはまってる……って、何の話だ。というか、暗殺一家が受け持つ仕事で手が汚れないやつって存在するのか？
「さて、仕事の説明をしようかの。単刀直入に言えば、潜入捜査じゃ」
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カンナ(プロフ) - うわぁぁめちゃくちゃいいです最高です！！！続き楽しみにしています！！！ (2月3日 6時) (
レス) @page44 id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
sumire - 詩的な言い回しと駆け引きに、臨場感あふれる表現達が本当の本当に面白くて、一気に読んでしまいました。好みどストライクの作品に出会えて嬉しいです、更新待ってます。 (6月13日 20時) (レス) @page43 id: 5a6444f9d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷーちゃ | 作成日時：2021年9月9日 21時
