第二十七話 ページ27
レートーの家から飛び出して、私は行く宛もなくそこらへんをふらふらと彷徨っていた。これからどうやって生きていこうか。不老不死って、周りが聞いたらどんな反応をするんだろうか。驚かれるか、引かれるか、笑顔になる人はいないだろうな。それに、言ったって信じてくれるかな。そんなことありえない、ってなるかな。実際、信じられないことが起きたんだし、仕方ないな。ハンター協会に匿ってもらおうか。ライセンス自体は持ってるし、どうにかしてくれたりとか、しないかな……
困って困って困り果てて、もう何も考えつかなくなった私は空を見上げた。遠くにある真っ暗な空はところどころ雲が広がっていて、月はモヤがかかったように見えづらい。
その中で、何かがキラッと輝いたような気がした。星、かな。いや、この曇り空に星が見えるのか……？と考えているうちに、何故かその輝きは光度を増して大きくなった。大きくなっている、というよりかは……こちらに、近づいている。
「…………ひ、人！？」
「ほっほっ、何事かと思えば、お主か。A＝アルテミス。」
「……ね、ネテロ会長！？！？」
人が空から落ちてる、と気づいたときにはもうその人物は地面に着地していた。風を物凄い勢いで切った音、それに比べて衝撃の少ない地に足のついた音、全部合わせて「ただ者じゃない」と思っていれば、目の前に現れたのは……ハンター協会の会長様じゃないか。
「いや、何で、ここに……もしかして、なんか変な念を感じたりとか、しました？」
「その通りじゃ。何の前触れもなしに強大すぎるオーラが発されたのを感じて、ワシが直々に様子を見に来た。そうしたら、この通り。お前さんがいた。」
「それは、どうも……お手数をおかけしてしまいすみません」
「気にするでない。しかし、お主の身に何があったかは聞いてみたいのぉ」
「…………えっと、私は頭がおかしくなったわけではないのですが……」
「どうやら私、神になったみたいです。」
「……随分面白そうな話じゃのお」
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カンナ(プロフ) - うわぁぁめちゃくちゃいいです最高です！！！続き楽しみにしています！！！ (2月3日 6時) (
レス) @page44 id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
sumire - 詩的な言い回しと駆け引きに、臨場感あふれる表現達が本当の本当に面白くて、一気に読んでしまいました。好みどストライクの作品に出会えて嬉しいです、更新待ってます。 (6月13日 20時) (レス) @page43 id: 5a6444f9d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷーちゃ | 作成日時：2021年9月9日 21時
