エピローグ ページ26
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「嬉しいな。」
「俺もだけど。」
「それも嬉しいけど、あの言葉本当だったんだなぁって。」
頭に?マークを浮かべる衛輔君。
「“今のAも、前のAも好きだ。
他に取られないうちに俺の気持ち伝えておく!”
って言葉。
私嬉しかったけど本気じゃないと思ってた。
あとね、勝手に写真撮っちゃうくらい衛輔君が好きだよ。」
「なっ!?お前それ.....!」
焦ったように言う衛輔君。
多分、私の恋はこのときから始まっていたと思うの。
ゆっちゃんと写真を取りに体育館に行ったあの日から。
あ、これは言った事がないけど夜久君は、私の事を“高校の入学式から気になっていて好きになっていた”って言ってたなぁ。
聞いたときは驚いたけどその分嬉しかった。
「うん、思い出していたよ。
本当に嬉しかったし、きっかけになった出来事だからかな?」
「....その言葉、いくらでも言ってやる。」
「耳まで真っ赤な衛輔君、説得力ないなぁ〜」
まぁ、そんなところも好きなんだけどね。
「ってもうこんな時間か!
ほら、行くぞA」
「はい」
私はタキシード姿の衛輔君の手をとった。
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私の周りはいつも以上にキラキラしている。
嬉しいなぁ、幸せだなぁ。
「ばぁーか
これから幸せになるんだろ?」
照れくそうに言った。
やっぱりこの手の言葉は苦手なんだなぁ。
そんなところも私は好きだよ。
「そうだね、今以上に幸せにしてくれないと怒るからね〜」
「幸せにするよ、絶対にな。」
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「新郎新婦のご登場です!
皆様大きな拍手を!!!」
盛大に降り注がれる拍手に私達は見つめあって笑った。
木犀花言葉:「初恋」
End
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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2018年3月25日 19時