55回目。 ページ16
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「ここが美術室で反対が音楽室。」
私は、今放課後の時間を利用して夜久君に学校の案内をしてもらっている。
なんでも今日は部活がオフらしい。
「で、ここが、写真部の部室である教室。」
と、紹介されたのは他の教室よりはるかに狭い教室だった。
そういえば、お母さんが写真部に入部してるって言ってたっけ。
「私、ここで活動していたんだ。
中に入ってもいいかな？」
「いや、さすがに教室は開いてないんじゃ___」
ガラッ
「開いてるじゃん。」
私は夜久君の言葉を無視して教室に入った。
中もこじんまりとしていて小さな机とその上に散乱している写真。
壁に釣り下がっているカメラと額縁に入った写真。
が、教室にあった。
「へー、ここの教室ってこんなんなんだな。」
夜久君も来るのは初めてみたいだ。
かさっ....
ん？
「....あれ？
これは....石坂さん？」
私は自分と、石坂さんが写っている写真を手に取った。
同じ部活だったんだ。
仲が良さそうに二人笑ってピースしている。
「お、そうだな。
ちなみにAは“石坂さん”じゃなくて“ゆっちゃん”って呼んでいたぞ。」
ゆっちゃん？
あだ名で呼ぶほど仲が良かったのかな？
ぴりっ..
”な___に_______よ！
__レー__よ！？
普段ギャ____ーを体育館に入____レー部を生で______！？
こん_____ったに______！！
たく__ん写_____〜！
連____ぞ〜！”
何かのワンシーンが私の脳裏に写し出された。
私、この子と体育館にいったの？
なんで、だっけ？
思い出せないなぁ。
とりあえず、
「私、体育館に行きたい。」
体育館に行けば何か分かるかもしれない。
.
.
“なんで______なのよ！
_____は、_____が____なのに....！
____、______を____の！？”
”___い_______！
_____が__________は_______だよ？
”_____けたこ__________！！！！
____好き________でよ！！”
“______________！！！！！“
.
.
.
「A、ついたけど....大丈夫か？」
「っ、な、なんでもない。」
なに、さっきの記憶。
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作者名：ぷぅま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時：2018年3月25日 19時
