50回目。 ページ11
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夜久said
「おー夜久早いな。」
「まぁな。」
朝一番に部室に着いた俺。
その次に着いたのが、黒尾だった。
「その顔は何かあった顔だけどなにかあったのか?」
やっぱり察しがいいな。
昨日のAのことや、今日の朝のこと、黒尾に言った方がいいのだろうか?
黒尾は察しのいいやつだ。
きっと、俺が今言わなくてもどこかでばれるだろう。
なら、言っておいた方がいいかもしれない。
「実は_____________、」
.
.
「_______なるほどな。
昨日Aちゃんは誰かによって突き落とされた。
そして突き落とされる数10分前の記憶はあるが、それより前の記憶はない。
そのことについて今日の朝、Aちゃんのお母さんと話していたって訳ね。」
「そういうことだ。」
俺の説明よりも分かりやすくまとめた黒尾に腹がたつが、それは今は関係ない。
「突き落とされたっていうならAちゃんが誰かに恨まれていた可能性が高いな。」
そう、黒尾は言った。
確かに、その線が妥当だけど、
でも....
「“Aは誰かに恨まれるような奴じゃない”
だろ?」
黒尾は本当に察しがいい。
俺の言いたいこと代弁しているよ。
「あぁ、俺の知る限りではな。
Aは人に恨まれるような発言、行動はしていない。
.
.
俺がずっと見ていたんだ。
それが何よりの証拠だろ!!!」
「【速報】夜久、ストー カー疑惑浮上」
「誤解を生むような言い方はやめろ」
ただ、見ていただけだと言って黒尾をけっておいた。
「そーいえば、俺 Aちゃんを突き落とした犯人目星着いたかも。」
「え、誰?」
.
.
「________だ。」
黒尾が、言った名前が俺には予想外過ぎて開いた口が塞がらなかった。
「まぁ、でもその前に確認しておきたいことがある。」
黒尾がニヤリと笑った。
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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2018年3月25日 19時