16回目。 ページ18
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夜久side
黒「やっくん♪早いね〜何か進展あった〜?」
にやにやしながら、聞いてくるこいつ。
その名も黒尾。
何もない、と言えば嘘になる。
一晩、一つ屋根の下で寝ていたんだ、その前にキスもしてしまったし...。
黒「ん〜なんかあった顔ですなぁ〜
黒尾さんが相談に乗ってあげるよ♪」
”♪“ウザいって。
相談、か。
恥ずかしいけど今後、また彼女と話せるようになるためのアドバイスくらいは黒尾なら分かるかもしれない。
夜「...実はな、
一晩、Aの家に泊まらせてもらった。
一緒の部屋で寝た。
事故だけどキス、した。
事故だけど押し倒した。」
箇条書きみたいにあったことを述べた。
黒尾は少し驚いたあとまたにやにやとした顔に戻る。
黒「で、告白は?」
夜「...は?」
黒「事故でも、キスをしたんなら女の子は少しでも意識するもんなの。
女の子が意識しないようにって逆に気を使ってたらどうすんの?」
確かに、そうかもしれない。
女 遊びしてる黒尾と違って女心なんてわかねーよ。
黒「...そのようすからするとキス後と今日朝、何も言わずに出てきたと。
もったいねぇ」
夜「お互い気が動転してたし...顔会わせづらいから起きたらさっさと体育館向かった。」
朝早いのにもかかわらず、お弁当はつくってもらった。
黒「だから、今日早かったのか。」
がらがらっ、
弧「クロ、家寄ってもらったのに寝坊した。
ごめん。」
謝りつつも寝起きのせいかぶすっとした顔で研磨がやって来た。
黒尾とセットじゃないのは寝坊が原因か。
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それからは、黒尾との話を中断し、ネットを張っていたり、ドリンクの準備をしたりビブスを持ってきた。
今は、じっとしてるより動かないとダメだ。
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”女の子が意識しないようにって逆に気を使ってたらどうすんの?“
.
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黒尾の言葉がひどく心に刺さった。
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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2017年9月17日 20時