ドタイプな女の子見つけました。 (ページ12)

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10回目。ページ12

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木『あ、』

いけない、選手を撮るのは禁止だった。

衛輔君のサーブ取れて嬉しそうな笑顔、ついつい撮っちゃった。

だから、消さなきゃって思っても、消せないでいるのは事実。

これは、とっておこう。

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他にもいろんなとこの写真を撮った。

何気ないバレーボールの山。

汗が染み込んだタオルの山。

中身を飲み干したドリンクの山。

珍しいプリン君の頭。(←頭だけなのでセーフにしましょう。)

すごい、モヒカンの黄色の部分(←こちらに至っては頭でも黄色の部分だけ。)

自分でもすげぇ！って思えた黒尾君のトサカの先っちょ。(←だがちょっとぶれた。)

普通に、体育館の床とか眩しい明かりとかを撮っていた。

石「いいのいっぱい撮れた～！

ってもうこんな時間、帰える準備しないとね」

ご満悦のゆっちゃん。

木『外、暗いなぁ...。』

二人して夢中になっていて時間を忘れるところだった。

ゆっちゃんと帰り道方向違う...。

ってかゆっちゃん家ここからすぐなのに比べて私20分くらいかかる...。

黒「あれ～お二人さんも帰り今？」

監督？さんにお礼を言って帰るべく玄関に行くと黒尾君と夜久君と落ち着いた人とプリン君と出会った。

石「そうなんです、今ですよ～」

黒「夜中に女の子二人は危険だから俺らも一緒に帰っていい？」

石「はい、喜んで♡」

ゆっちゃんは黒尾君が好きなんだって。

だから、髪をショートからロングにしたそうだ。

恋をするって自分も変わらなきゃなんだなぁって思った。

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黒「あ、じゃあさ、Aちゃんの家と夜久の家近いって友達から聞いたから夜久送ってあげなさいな。

俺ら、石坂さん送るから～」

夜「えっ！？」

木『ちょ、黒尾君！？』

黒「じゃー仲良くするんだぞ～」

すたこらさ～と暗闇に消えた4人。

夜「とりあえず帰ろっか。」

木『うん...』

私達も足を進めた。