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「意味っ、分かんないよ!!
そういうのは、夕の大好きな潔子さんに言ってよ....」
分からなくなった。
夕が誰に向けてその言葉を言ったのか。
だって、夕の本命は潔子さんでしょ?
だったら、私に優しくしないでよ...。
「は?なんで、潔子さんがでてくんだ?」
不思議そうに首を傾げる夕。
隠さなくていいよ。
隠さないでよ。
私が惨めになるでしょう。
「....言わせないでよ。
分かってるもん。
夕が潔子さんのこと“好き”なんだって。
“憧れ”じゃなくて、潔子さんに恋してるってこと...!」
“好き”と“憧れ”が=じゃない。
それは、自分に言い聞かせてきた言葉だった。
なんでもいいから、自分にも夕を好きになってもいい資格がほしかった。
ただ、それだけだったんだ。
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「潔子さんは俺の憧れる人で、
好きな人じゃねぇよ。
だって、俺の好きな人は______、」
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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2018年1月5日 19時