黒尾さんが迷子を拾った件について (ページ9)

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迷子が最終話。ページ9

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姫『...なんで、こんな髪形なの？

髪になんかつけるのダメなんだって！』

黒「クロおにぃーさんの髪は何もつけてないよ。

...寝癖ね。」

姫『ねぐせぇ！？

すっごいいかしてるねぐせだねっ！！！』

わしゃわしゃ...

女の子は皆こんな感じがいーよな。

この子だと、ひねくれてるって部分をとれば可愛いよな。

がらがらっ

「Aっ！！！」

姫『ママァ～！』

ぎゅうとママさんを抱きしめに行ってしまった。

ママさん「すみません、ご迷惑をかけて...！」

猫「いえいえ、こちらも直すべきところはしっかりと直さないとなと思うことができました。

な、黒尾」

黒「そうですね～」

直すべきところって俺の(胡散臭い)笑顔ってこと！？

姫『そーだよ、クロおじさんはただでも怪しい人なんだから！

次会うときがきたら笑顔はちゃんとした笑顔じゃないとヤァダからね！』

黒「分かったよ、A」

ニッと笑うと笑い返してくれた。

ママさん「本当にご迷惑をおかけしました」

姫『じゃーねー

海さんと、やっくちゃんと研磨ちゃんとおじいちゃん、それに＿＿＿＿＿

クロ、またね～！』

やっと呼んでくれたぁ！！！

おじさん呼びじゃなくなったぁ！！

黒「おう、またな！」

小さくなる背中に手を振った。