迷子が2人。 ページ4
・
姫『ねぇー、ねぇー、とーるおじさん』
及「おにぃーさん、ね。」
姫『え?とーるおじさんでしょ?』
こてんっと首を傾げる女の子。
可愛いなぁ、おいっ!!
姫『それでねっ、』
くいっと俺の服の裾を引っ張る。
可愛いなぁ、もぅ!!!
及「う、ん?何?」
姫『あのね、Aあれやりたいの!』
ピシッと指差したのは自分で書いた魚がスクリーンに写る物だった。
......名前はAちゃんか。
姫『ねぇー、ねぇー、とーるおじさんもやろ!!』
キラキラの瞳が俺にとっては眩しすぎた。
及「うん、そうだね、やろっか!!」
俺は、Aちゃんの手をひいて向かいだした。
.
.
姫『できたぁ、とーるおじさんは?』
及「ん、俺もできたよ〜」
お世辞にも上手いとはいえない絵をスクリーンに写す。
姫『み、見て!!魚さんが泳いでるよ!』
キラキラの瞳で、スクリーンを見てる。
俺も、このくらいの年齢のときはこんな感じだったのかなぁ...
初めて見るもの、聞いたものが、キラキラに見える感じ....。
まっ、10年以上前のことなんて覚えて無いけど。
123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2017年8月13日 18時