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迷子が2人。 ページ4






姫『ねぇー、ねぇー、とーるおじさん』





及「おにぃーさん、ね。」




姫『え?とーるおじさんでしょ?』






こてんっと首を傾げる女の子。







可愛いなぁ、おいっ!!






姫『それでねっ、』



くいっと俺の服の裾を引っ張る。





可愛いなぁ、もぅ!!!







及「う、ん?何?」







姫『あのね、Aあれやりたいの!』






ピシッと指差したのは自分で書いた魚がスクリーンに写る物だった。





......名前はAちゃんか。







姫『ねぇー、ねぇー、とーるおじさんもやろ!!』




キラキラの瞳が俺にとっては眩しすぎた。







及「うん、そうだね、やろっか!!」







俺は、Aちゃんの手をひいて向かいだした。









.









.









姫『できたぁ、とーるおじさんは?』




及「ん、俺もできたよ〜」






お世辞にも上手いとはいえない絵をスクリーンに写す。









姫『み、見て!!魚さんが泳いでるよ!』








キラキラの瞳で、スクリーンを見てる。





俺も、このくらいの年齢のときはこんな感じだったのかなぁ...







初めて見るもの、聞いたものが、キラキラに見える感じ....。








まっ、10年以上前のことなんて覚えて無いけど。

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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/  
作成日時:2017年8月13日 18時

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