舞い堕ちた少女と流星ボーイ～最終章～ (ページ45)

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舞い上がって216 ページ45

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久遠監督が声を張り上げるとその場はｼﾝｯとなった。

久「思いっきり楽しんでこい！！」

！！

円「はい、久遠監督！！」

皆-久「はい！」

私達はこの試合を楽しめてはいなかった。

けど、久遠監督は私達を励ましてくれた！

前を向かせてくれた！！

福『(ここに居る皆は勿論、応援してくれている皆も一緒に戦っている。

楽しむよ！この試合！！)』

少しだけど私達はリトルギガントの速さに追い付いてきた。

吹「点はやらせない！」

「！？」

よし！

吹雪君が始めて相手のボールをカットした。

このボール絶対に取ってや...！？

ｽｯ

ｱﾅ「このボールを取るのは＿＿＿＿＿

＿＿＿ロココだ！！」

私は間に合わずロココ君にボールを取られ円堂君と１－１に。

ロ「マモル、君達が強くなるなら僕達も強くなる！

XブラストV3！！」

....また進化！

円「ﾀﾞｧｧ！ゴットキャッチG3！！！」

止めた！

円「(皆と一緒に戦える、サッカーは最高だよ！！)

いっけー！！！」

ここでロスタイム突入。

福『ていやっ！！』

私がカットしたボールを＿＿＿＿＿

.

福『円堂君！！』

にパスをする。

円.豪.宇「ジェットストリーム！！」

皆の想いが詰まったボール、絶対に決まってくれ....！！

ロ「(止める！世界に行くのは僕達だ！！！)

...止めた！...いや、勢いが増していく....！！！

～うわぁぁっ！」

ﾋﾟｨｰと同時にﾋﾟﾋﾟｨｰと長いホイッスル。

ｼﾝと静まり返る会場。

福『.....試合、終了...』

円「...俺達勝ったのか..？」

.

私達は得点板を見上げる。

そこには確かに、

４－３

と記されている。

.....夢、じゃない....！

円「やったぁ！！！」

ﾜｰｯと歓声で響き渡る会場。

.

私達はベンチに向かいここで最後の久遠監督の言葉を聞く。

久「俺に言わせれば、まだまだ欠陥が無い。

だが、今のお前達は一番ましなプレーが出来るようになった。」

.

皆-久「ありがとうございます、久遠監督！！」

これで私達の決勝戦は優勝とともに幕を閉じた。