舞い上がって209 ページ38
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福『その時の怪我から日月は変わった。
イチイ石を持つようになったから。
薄々は気づいていたんだけど確信に至ったのは最近。
でも、日月は影山になにかを吹き込まれていたんだと思う。』
日月が自分から過った道に進むとは思えないから。
福『私の父は結婚する前はプロのサッカー選手だったんだけど結婚するからといって引退。
引退後は研究者になっていた。
...でもある時影山が父の働いている研究施設に入り影山が父を脅したの。
私達家族を人質に取って。
父は言われるがままにエイリア石に似た石＿＿＿イチイ石を作ったの。
イチイ石はエイリア石と同じようなもので身に付けるとその人を操ることができる、その人を強くすることができる石。
父も“付けろ”と言われ身につけてしまった。
...その石に操られ父は姉と自分を殺 してしまった。
中二の時私は剣崎って人に脅されていて無視し続けていたらエイリア石を身につけた子達が学校を破壊しているのを見て驚いたよ。
“私のせいだ”って。
“ちゃんと私が解決していれば...！”
って凄く後悔して私も少し役に立ちたかった。
不動君が家に来たときは影山の部屋に入り証拠を見つけ出すのを目的としてついて行った。
私の思いは神に届いたのか影山の部屋から沢山の証拠を見つけた。
そこには無くしていた私の記憶、私の家族のことについて書かれていた書類を見つけた。
私には本当に父親と呼べる人も、姉と呼べる人も居ることが記されてあった。
前からなんとなく分かってはいたんだけどね、これで確定したよ。
私には本当に父親と姉が居るってね。
母はなぜ私に嘘をついたのか....“私に悲しい顔をさせたくなかったから”
って亞杜覇さんが言ってた。
ちなみに母は今世界を駆け巡り音楽の楽しさを世界中の人達に伝えているんだって。
私も母の影響で音楽には人より長く触れているんだよね...。
そうだ、話を戻すとその証拠でもある書類を鬼瓦刑事に差し出した。
それが鬼瓦刑事との出会い。
でもその証拠は影山が...ガルシルドが消してしまったから意味の無いものになってしまったけどね。
だから、私のことも知っていたんでしょ？
夏未さん。』
鬼瓦刑事に聞けば分かることだからね。
夏「えぇ、そうよ。」
それで、皆はなんて言うかな？
円「A話してくれてありがとな！
綾瀬を助ける為にもまずはこの決勝勝ってやろうぜ！！」
皆ｰ円「おぉ！」
心配することなんて、
怖くなんて、なかった。
福『ありがとう、皆。』
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作者名：ぷぅま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時：2017年3月7日 19時
