舞い堕ちた少女と流星ボーイ～最終章～ (ページ34)

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舞い上がって205 ページ34

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福『小学生に上がった私はサッカーでいじめられた。

それを母言ったら悲しい顔をして言ったの。

“お父さんはサッカー好きだったからってあなたはサッカーをやる意味はないのよ。女の子なんだから。”ってね。

その時にはもう私の記憶からは父と姉の存在なんてなくてその時始めて父の存在を知った。

そのことを小四だった私は良く分からなくなって精神的に参ったっていうのといじめを受けて学校を休むようになった。

でもね、そんな私を助けてくれたのは紛れもなく日月だった。』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

朝、目覚ましを止める。

時刻を見ると11：00。

...とっくに学校は始まっているけど私は行かないつもり。

小五で引きこもり生活かぁ。

と思いながらリビングへ向かう。

お母さんの為にも、サッカーはもうしないと心に決めた私。

でもね、こんなこと言うのって弱い人の台詞だってこと、知ってるよ。

亞「おはようございます、Aさん。

トーストでよろしいですか？

学校はどうされます？」

福「おはよう、うん学校は今日も休むね。

お母さん仕事行っちゃった？」

亞「はい...今日から新学期ということで奥様の帰りは遅くなるとおっしゃっていました。」

福「....そっか。」

私はトーストをかじりTVをつける。

《今日から新学期ですね！黒瀬川小学校の一年生は新しいランドセルを背負い校門をくぐりました！はい、では次のニュースに、》

ﾋﾟｯ

とTVを消す。

黒瀬川小学校。

これは私の小学校なんだけど朝から見たくなかったわ。

入学式ってことは私小五。

よし、散歩にでも行こう！

暇だし！！

愛着の白いパーカーを羽織り、

福「亞杜覇さんちょっと散歩行ってくるね～」

亞「お気をつけて～」

亞杜覇さんに挨拶をして外に出る。

福「(このパーカー誰かに貰ったと思うんだよね、小さいときに...誰だっけ...？)」

とその時＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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ﾄﾞﾝｯ

？「痛たた...」

少女漫画あるある展開。

角を曲がったらイッケメーンとドォーン！

と衝突した私。

でも、１つ言ってもいい？

.

私も彼も食パンはくわえていないってこと。