舞い堕ちた少女と流星ボーイ～最終章～ (ページ29)

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舞い上がって200 ページ29

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それはお風呂上がりの出来事だった。

その時間はマネージャーが気を利かせてか久しぶりに黒山中の皆でのお風呂に浸かってきた。

黒山中の皆はこの宿舎の大部屋に泊まっている。

「よければ、決勝戦が終わるまでこの余っている部屋を使ってくれ。」

と久遠監督に言われたらしい。

天「なぁA、あたし聞いたんだけどさ～。」

福『ん？』

天「基山ってやつと付き合ってるって本当？」

この発言により私の地獄が始まった。

まぁ、想像ができるように顔を赤くした私も悪いんだけどさ～。

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耳「えぇ～A彼氏って本当？

春奈ちゃんの言っていたこと当たってたんだ～！」

....まて、私は春奈ちゃんに何も言っていないと思うのだが...。

望「ﾌﾌ Aの顔を見たらその人なんだな～って分かっちゃったけどね」

ﾃﾞｽﾖﾈー

椿「基山ってどの人？」

福『えっと、赤い髪のっ、』

駄目だ、恥ずかしい！

黒「外はねの赤髪で緑の瞳の人でしょ？」

福『な、なぜそれを！』

黒「ﾊｰその人と話しているときだけ顔が赤いけど嬉しそうに話している貴女の姿を見ていればそれくらい分かるわよ。」

福『そういうもん？』

黒「えぇ。」

って意外にあっさりと冷たく言われた。orz

望「あら、もうそろそろ十一時になるから寝ましょうか。

Aはどうする？」

福『いや、今日は皆で寝たいな～って...。』

久しぶりにね！

椿「Aさんがデレた。

今日は記念日として祝日にしよう((」

福『真顔で言うのやめようね！？』

茶番をしつつ皆ベットへ。

咲希と白が静かだな～って思ってたらいつの間にかベットに入って寝てたっていうね。

カチッと電気が消され暗くなる。

”A暗～い！！“

“私ってそんなに性格暗かったっけ！？”

”違うよ、部屋が暗くてAの可愛い顔が見れなくて悲しいの！“

“ｲﾗｯ)だったら一生悲しんでろ★”

うん、ｲﾗｯとくる思い出が蘇ってしまった。

けど、それも含めて私の隣にはいつも日月がいた。

今は一体どこで何をしているの...？

黒「A」

柊奈？

黒「寝ているならいいの、これは私の一人言よ。

本当はね、貴女に会いに行こうって言い出したのは私なの。

貴女が心配だったから。

でもそれで来てみれば強くなってて驚いたわ。

それに皆にも貴女の過去を話せたんでしょ？」

....それはまだです。

と言えないまま瞳を閉じた。