舞い堕ちた少女と流星ボーイ～最終章～ (ページ24)

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舞い上がって195 ページ24

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福『ごめんなさい』

私は深々と頭を下げる。

風丸君の事は勿論好き。

でも風丸君の“好き”と私の“好き”は違う。

風丸君は恋愛対象として私を見てくれていても私は仲間として風丸君の事が好きなんだ。

風「...そうか、ごめんな。」

ﾊﾊと悲しく笑う君を見て罪悪感がわいた。

風「俺さ、始めてAを見たときから好きだよ。

フォームが綺麗で目を奪われた。

それからAの事ずっと気にしていたんだ。」

一年も前から私を...。

風「でも、Aは好きな人と結ばれた方がいい。

けど、何かあったら言うんだぞ、お前は一人で抱え込むから。」

福『あり、がとう..』

風丸君が優しすぎて涙が溢れそうになった。

風「じゃあ、そろそろ戻ろうか。

響木さんのお見舞行かなきゃだろ？」

福『うん。』

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風丸side

失恋かぁ。

でも俺はAが好きな奴と結ばれる事を願う。

Aの笑顔が見れるなら...それが今の俺にできること。

本音はやっぱり辛いけどフラレる覚悟で告白したんだ。

....あとで誰かに慰めてもらおう。

それにしてもAの好きな人って誰だ？

俺の疑問は数日後に晴れる事になった。

.

福寿side

その後私達は病院の前まで着いたとき、

春「夏未さん！？」

...夏未？

あぁ、雷門のかつてマネージャーだった人か。

夏「まだ話していなかったのね、円堂君。」

え？二人は皆に秘密でやり取りをしてたのかな？

皆夏未さんと、円堂君を交互に見てるし。

夏「こちらはMrアラヤ。

コトワール代表リトルギガントの監督よ。」

夏未さんは隣に立つ人を紹介した。

この人がリトルギガントの監督か..。

で、

福『...なんで、その監督と一緒に貴女が居るの？』

これは私の純粋な質問。

夏「ﾌﾌ)貴女の事も調べ尽くしてあるわ。」

福『(...調べ尽くす？)』

夏「私がリトルギガントのマネージャーだからよ。」