舞い上がって184 ページ11
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ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝとバスに揺られブラジルエリアへと到着！
«ｱﾅ「ガルジルド監督決勝進出をしたお気持ちは？」
ガ「責任を感じております。」
ｱﾅ「と、いうと？」
ガ「このFFI世界大会は私の愛するサッカーを通じ世界平和を目指して開いたもの。
そのメッセージを全人類に伝える為に一つでも多く勝ち進むことが我がチームザ・キングダムの使命ですからな。」
ｱﾅ「なるほどありがとうございました！」»
ﾌﾟｯ
と街中にあった大きなTVが消えた。
あの人がザ・キングダムの監督さんかぁ。
派手な人っていいイメージないんだよなぁ。
それから宛もなくﾌﾞﾗﾌﾞﾗしていた。
その時だった。
「うわぁーん！！」
土「泣き声？」
円「行ってみよう！」
正直、小さい子苦手なんだよなぁ。
どう接すればいいか分かんないんだもん。
とか思っていたけど心配は要らなかった。
土方君が泣き声の主の男の子を慰めていた。
なんで、泣いてたかというとサッカーボールを 大人の人に蹴られたのと、
男の子「畜生！ガルジルドめ！！」
驚きを隠せない私達。
だってさっき«世界平和の為に»って言ってた人のことだよね？
男の子のお兄さんがザ・キングダムの選手なんじゃないの？？
と思っていたが、その兄弟は私達の横を通り過ぎて行った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
見つけたボールを片手にさっきの兄弟を見つけた。
土「ほらよ！」
男の子「ありがとう！！」
「何....かな？」
円「ロニージョに会いに行きたいんだけど知ってるか？」
話を振っといて円堂君の質問には何一つ答えてくれなかった。
ただ分かったことが一つだけ。
男の子「皆騙されてんだ、ガルジルドに！！」
と言うこと。
敵チームとはいえ、これは問題だ。
円「話してくれないか？」
「.....実は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
とやっと答えてくれた。
ガルジルドは貧しい人達を助けいい人だと思っていたが彼の命令に逆らう、試合でミスをすると自分や家族にも厳しい罰を受けるようになった。
試合はガルジルドの要求に答えなきゃいけなかったらしい。
土「酷い話だぜ！」
基「それで、選手への負担が大きいのか。」
「あぁ。
きっと君達のチームは強いと認め、ロニージョはプライドを捨ててまで頼みにいったんだと思う。
もし、負けたら.....自分も家族も厳しい罰を与えられるから。」
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作者名：ぷぅま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時：2017年3月7日 19時
