舞い堕ちた少女と流星ボーイ～第3章～ (ページ36)

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舞い上がって119 ページ36

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アルゼンチン戦前日の練習中、春奈ちゃんの名字がやかましに私の脳内では勝手に変換された。

春「打て打て打てぇ～！！」

ハハハ(苦笑

まるで人が変わったみたいだよ春奈ちゃん。

とか思いながらも練習してますよ！

途中途中、立向居君の悪口を言いながらも(ノリ気じゃないけどね！)練習していた私達。

立「皆さん、お願いします！！」

綱「おっし！ツナミブーストォォ！！」

立「(もう一度ここから始めるんだ..！)ゴッドハンドォォ！！」

綱「う～とめられたか～！！じゃあこいつはどうだ？

ザ・タイフーン！！！」

立「マジン....うわぁ！！」

あれ？

立向居君、技を出さずシュートを許してしまう。

綱「おいおい、次はマジン・ザ・ハンドまで出せなくなったんじゃないよな？」

福『それは無いと思うよ？』

ﾋﾟｼｯと人指しで立向居君を指さす。

福『だってあの顔...、何か考えが思いついたときの顔だもん。』

綱「そう...なのか？」

さてと、

立「お願いします！！！」

私も練習頑張んなきゃなぁ～。

福『行くよ～、波風クレッシェンドォォ！！！』

立「マオウ・ザ....うわぁ～！」

福『あっと、』

私の打ったボールが飛んで行ってしまった。

福『あ～取って来るわ！』

春「いえ、私が！！」

福『いや、春奈ちゃんが居なくなったらサボるでしょ？コイツら。見張っててよ(笑)』

春「ﾊｯ)そうですね！すみません、お願いします！！」

福『うん、行ってくるよ！』

.

.

福『めっけ！』

ボールを見つけ戻ろうとした時、不動君が一人でバスに乗っていくのを見つけた。

なんとなく、ただの好奇心だった。

福『不動君？どーこ行くの？』

そう、ただの好奇心で私もバスに乗り込んだ。

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これから何が起こるかなんて知らずに＿＿＿＿＿＿...。