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デートのお誘い ページ5

自分の部屋へ駆け込んだ俺はリビングの床に
そのまま倒れ込んだ。


はぁあああ、最悪……。


今日1日だけで好きな人を2回も突き飛ばして
しまった。


嫌われたかな。

いや、シルクのことだし今日の出来事だけで
嫌いという感情をぶつけられることはないが
明らかにおかしい、と思ったことだろう。






あいつ、勘鋭いもんな……。






はぁ、と止まらないため息をつきながら
落ちていたテレビのリモコンに手を伸ばし
テレビの電源を付ける。

この薄暗い部屋にいたままでは俺の気持ちも
どんどん暗くなっていきそうだった。






「8月10日には大きな花火大会もありますし、
熱中症には十分に気を付けてください。」




女性アナウンサーのハキハキとした声が告げる
花火大会という言葉。





俺たちの住んでいる街では毎年夏に大きな
花火大会が行われる。


と言っても、俺とシルクが引っ越してきたのは
つい最近のことなので見に行ったことはない。





テレビの画面には紺色の浴衣を着た男性と
桃色の浴衣を着た女性が笑顔で手を繋いでいる




これ、シルクと行きたいな






いや、でも今日のこともあったし、


もし断られでもしたら……。





俺はきっと当分立ち直れないだろう。



やはり、男同士なんて叶わない恋はするもので
ないと肩を落とした。








プルルルルル、プルルルルル



『うわっ!?』




いきなり響いた着信音に体を震わせる。



スマホの画面を見るとシルクからの電話。





『も、もしもし?』


少し怖気付いて電話に出ると返ってきた声は
いつもと変わらないシルクだった。



シルク「マサイ?今テレビ見てたんだけどよ、
来週花火大会やるんだって。一緒に行かね?」









『え?』

少女漫画の主人公→←廊下でのイケメン



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凛月(プロフ) - 、さん» 見落としていました。ありがとうごさいました。 (2018年7月23日 22時) (レス) id: 9c150fb34b (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月23日 21時) (レス) id: 3c9ca68a27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな | 作成日時:2018年6月2日 12時

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