海の虹 ∞ (ページ9)

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・・それは、俺でも認めるわ。
海猿は俺とは真逆やな。
けどな！釣りバカでもないわっ！！

100歩譲って釣りバカしかないとする。
ほな、女子高生、お前の名前はアレしかなくなるで。

「ほな、お前はみち子な」

「えーー！」

「文句あるなら釣りバカから取んな！」

「さん付けてよ、さん！
みち子さんだよ！みち子さんは！」

「そっちかよ！！」

テンポ良い会話。
ええ感じにお互いまだあった警戒心が解けてくのがわかった。

「ねぇ、約束、してくれる？」

「何の？」

「聞いた内容を秘密にしてくれるって」

「おー、わかった」

「絶対だよ？」

「わかったって、言わへん」

お前の事誰に話せちゅーねん。
こんな釘刺すほど深刻な話なん？

「私の後、スーさんの話もしてね」

はぁ！？
何でそーなんねん！

「・・・それとこれは別ちゅーか」

「はい！男に二言はない！決定ッ！！」

「・・は～ぁ。
まぁ、ええわ。
ほら、さっさと話せ」

自分から話振ってきたわりには、瞳が左右に揺れてる。
迷ってるんやろうな。

それよか、俺の話をどう誤魔化すかや。
逃げて来たってまんま言うてもええもんか・・
何にって言われたら答えれへんしな・・

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