77. ページ27
.
着の身着のまま、家を飛び出した。
本当は、とびっきりオシャレして
1番綺麗な私で会いたかったんだけど
時間が押し迫っていたんだ。
だけど、やっぱりオシャレしてくれば良かったって後悔したのはライブハウスに入る直前。
「ここまで来て帰るとか無しやろ！！」
「でも！この格好ですばるに会えない！」
上着の中Tシャツ。
下は、ショーパン。
玄関に出しっ放しだったロングのエンジニアブーツを履いて来たから足元は春先でも寒く無い。
けど！
無造作に1つ結びした、ポニーテールは後れ毛が気になるし
メイクもナチュラル過ぎ！！
ライブ会場に集まる完璧な女子達を目の前に尻込みしちゃう女心を亮君は、わかってくれなかったんだ。
「ええって！それで！！」
「亮君が良くても私がダメなの！」
「何でや！
つーか、Aってこんな背低かったか？」
ほら！
完璧な私しか亮君知らないもん！
いつもは、8�僂離團鵐辧璽詬�いてどうにかこの背を誤魔化してたのに！！
バレちゃったじゃん！！
「帰るー！！着替えさせてーぇ！！」
「あかん！」
会場の出入り口で押し問答。
なかなか折れない亮君に
これまたなかなか折れない私。
とうとう亮君が
「ファンクラブ会長としての命令や！
さっさと入れッ！！」
「な、なにそれ！
会長は私！亮君はNO.3！！」
「Aは除名や！」
「・・ほんま？」
「ほんま！」
「何で！？」
え？フラれたからか？
フラれたからなの！？
「知りたいなら入れや、ボケ！」
うぅぅぅ。
本気でメンチ切ってるって・・
押されるまま私、ライブハウスへと足を踏み入れたんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 516人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちい(プロフ) - 久々に泣ける作品に出会えました(T_T)最初から、最後まで涙が止まりませんでした(T_T)もう最高でした(T-T) (2018年10月28日 2時) (
レス) id: 0f7d6e48b0 (このIDを非表示/違反報告)
青色おーの(プロフ) - purumeria44さん» さいごまですばるくぅぅぅん！でした！笑キュンキュンしながら読ませてもらいました！完結おめでとうございます！ (2018年10月27日 21時) (レス) id: 586fcfcda5 (このIDを非表示/違反報告)
purumeria44(プロフ) - 青色おーのさん» 最後まですばるくぅぅぅん！でしたでしょうか（＾∇＾）最後の最後は、唄人君でしたのでどうだったかな？と思ってます（≧∇≦） (2018年10月27日 20時) (レス) id: f628902e79 (このIDを非表示/違反報告)
purumeria44(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！無事完結しました☆次回作も良かったら読んでね( ＾∀＾) (2018年10月27日 19時) (レス) id: f628902e79 (このIDを非表示/違反報告)
purumeria44(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 時間軸としては、唄人君が最初ですが、腹黒もヘタレ君も付き合った後にプロポーズしてます！亮君はですね、あの子1番動いてる割には、動かしにくい子で亮君編の公開はまだ先になりそうです-_-b楽しみにしてね☆ (2018年10月27日 19時) (レス) id: f628902e79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：purumeria
| 作成日時：2018年10月6日 17時
