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連れ去られるーーーぅ！！！
細い腕なのにやっぱり力は男で
アルコール(つい5杯も飲んじゃって)が入った身体は、思うように抵抗出来ない。
絶体絶命！
だれ、か・・・
や、
「おい、何してんねん。
誰の許可でそいつに触ってんの」
「！！」
この声は・・・
「おい、聞いてんのか。
それ俺のや。勝手にベタベタ触んじゃねぇ、アホが」
ブラック安田っっ！！
それもかなりのキレ具合で現れちゃってません！？
大倉は、青白い顔でオロオロしてるし
男は眉間に皺寄せたままだ。
「A来い」
動かなきゃ。
行かなきゃ。
だけど、腰に回った手から逃げ出せない。
「ほんま、ええ加減離せや」
どこからその低音ボイス出てるの？！ってなぐらい低〜ぃ声。
やっと外れた手は宙でピタッとお手上げポーズの位置で止まった。
「A」
弾かれたように安田君に駆け寄る。
目の前まで近付いた途端
「・・泣かせて、ごめん」
って、ギュッと抱きしめてくれたんだ。
私、泣いてたんだ・・。
知ってる香りに包まれて、ホッと安心したせいか
その背中に私は手を回していた。
「ヒュー♪
見せつけるな、ヤス」
え？
「え？しぶやーん！！！
しぶやんやん！なんでぇー？」
知り合い？
よく考えたら大倉君と知り合いだから安田君とも知り合いの可能性があったんだった。
「髪どないしたん！？
切ったん？いつ？なんでぇー？
りょー泣くで！！」
「大倉と同じ反応返すなっ！」
・・・えっと、
目をキラキラ輝かせ「しぶやーん、会いたかった」って喜ぶ安田君は、もう私の存在が見えて無いぽい。
そうなれば、いつまでも胸の中に留まってるのは・・
現実感で途端に恥ずかしさでいっぱいいっぱいだ。
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れさ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです！夜遅くまで読んじゃいました 汗。続編は我慢して明日読むことにします…… (2018年10月21日 2時) (
レス) id: 0e96f1e783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：purumeria
| 作成日時：2018年6月2日 21時
