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お店はいらっしゃいませー！と威勢の良い挨拶が気持ちいい居酒屋テイストのお洒落なお店だった。
いかにも田中が選びそうな小洒落たお店。
「何名様ですか？」
「あー、えっと田中の、」
「田中様のお連れ様ですね。皆様いらっしゃってますよー」
「そうですか」
知ってます、もちろん知ってます。
私が最後なんだから。
連れてきてもらった個室の戸を開けたら、皆の視線が一気に私に向けられた。
「あー！やっと来たー！遅いってお前」
「ごめん、思ったより長引いた」
さすがの私もいくら強制参加とはいえ、遅刻した事には申し訳なさを感じてる訳で...
「はい、お前は俺の前の席」
「あ、はいはい」
1番戸に近い席で田中の前に座った。
横を見ると皆素敵なお洒落な私服で着飾っていた。
ここで初めて私は気づく。
あ、私全然スーツだわって。
「何飲む？」
「生で」
「お前おっさんかよ(笑)」
「へ、いつも生じゃん」
「横を見ろ、横を」
さっき見たわって思いつつ、もう一度視線を横にすると、皆色のついた可愛らしいお酒頼んでた...
「お前だけいつものノリな(笑)」
「い、いいじゃん別に」
田中と小競り合いしてたら、ふと視線がぶつかった。
私と対角線上に座ってる1番遠い席にいる松村と目と目が合った。
おつかれと口パクで言ってくれてるのが分かってこちらもおつかれと口パクで返す。
それだけで今までのストレス吹っ飛びそうだった。
私って単純？
「じゃあ全員揃ったところで、もう一度乾杯しますか！」
田中の音頭で改めて合コンスタート
ていうか待ってよ、田中と松村以外の男性陣のこと何も知らされてなかったんだけど、良く見たらあとの3人もめちゃくちゃイケメンで社内で有名な先鋭達じゃん..
田中の人脈恐るべし...
「あ、美山さんって田中と松村と同期なんですよね？」
「あ、そうです、同期です」
「僕、ずっと美山さんと話してみたかったんで、今日嬉しいです」
この爽やかな口調で話しかけてくれたのは田中の横に座ってる高地さん。
確か、1つ先輩だったような....
「そんな風に言ってもらえて私も嬉しいです」
純粋に嬉しかった。
そう思えたのは高地さんの人柄なんだろうなぁ。
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遥(プロフ) - みそんちさん» コメントありがとうございます！！ご希望に添えられるように頑張ります！！♡ (2022年3月18日 19時) (
レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
みそんち(プロフ) - 初めまして！松村担の者です。番外編是非是非是非是非是非是非！お願いします！ (2022年3月16日 1時) (レス) id: 7c93b76399 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - かいとんさん» 嬉しいコメントありがとうございます！励みになります！！ (2022年3月8日 18時) (レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まゆみんさん» コメントありがとうございます！松村サイド、私も読んでみたいです笑 お声が多かったら挑戦してみます！ (2022年3月8日 18時) (レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 本当に素敵な作品でした！！これからも頑張ってください！ (2022年3月8日 18時) (レス) @page29 id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥 | 作成日時：2022年2月24日 23時
