探り合い ページ30
相「ねぇねぇ、ニノちゃんは何人子供欲しいっ？♪てか、どこに住むの？やっぱ一軒家？」
酒が入っているせいか、相葉ちゃんがグイグイ突っ込んでいる。
ニ「子供はまぁ、2人くらいがベストかなぁ」
櫻「へぇー。つぅか、ニノ子供欲しいの！？」
ニ「そりゃ欲しいですよ」
松「苦手なのに？(笑)」
ニ「それまた違うじゃないですか。やっぱ他人の子供と自分の子供じゃ違いますよ」
相「言い方言い方！(笑)」
櫻「ま、ま、正論ですけど(笑)」
松「でもいいよね、自分の子供。俺も欲しいな〜」
櫻「そういう松本くんはどうなんですか？ご予定は」
翔ちゃんがさり気なく、誰も聞けないことをサラッと聞いた。
松「アタシは・・どうでしょう(笑)」
櫻「なんで急にオネエなの！？」
松潤が照れたように笑っている。
多分…言いづらいんだろうなぁ。
結局松潤は、「分かりません(笑)」と自分のことは言わなかった。
ニ「翔ちゃんはどうなの？」
にのが、今度は翔ちゃんに振った。
櫻「まぁね…そりゃしたいとは思うよ？でも…分かんねぇなぁ…」
少し険しい顔をして答える翔ちゃんが、チラッと隣にいる相葉ちゃんを見た。
ニ「相葉さんはどうですか？」
すかさず今度は相葉ちゃんに振るにの。
相「俺もしたいけどね〜…分かんないっ(笑)」
苦笑いを浮かべる相葉ちゃん。
みんなそれぞれ、意味深な答えのように聞こえた。
こんな感じで、それぞれハッキリとは言わないけど、考えてはいるんだと思う。
松潤は、相手のことを大事に想うからこそ、簡単に決断を下せないんだろうなって思う。
自分自身のことより、相手のこと、嵐のこと、嵐のファンのことを考えて、タイミングや自分の選択に悩んでんだろうなぁ。
翔ちゃんは多分、俺ら5人の中で一番悩んでる気がする。
それは、俺ら4人よりも、抱えているプレッシャーが大きいだろうから。
翔ちゃんの結婚相手は、きっと好きな気持ちだけでは選べないだろう。
親の目、世間の目があって、今はどんな人なら両方の目から受け入れてもらえるのか、探っているのかもしれない。
相葉ちゃんは…分かんねぇや(笑)
実は一番ミステリアスだからなぁ。
相葉ちゃんもきっと、自分の気持ちに正直に進むか、真っ当な人生を選ぶか悩んでるだろうね。
翔ちゃんが覚悟を決めた時。
相葉ちゃんも覚悟を決めるだろう。
お互いに、どっちの人生を選ぶのか。
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2018年9月10日 12時
