翔潤まさかの�� ページ10
【櫻井翔】
5人でのレギュラー番組の収録中。
セットチェンジを終え、対戦チームの競技が終わって今度は自分達のチームのプレイが始まる。
柔らかいマットの上で安全ベルトを装着しているのは、俺と松潤。
背中側には高い崖。
そう、俺が超絶得意とする競技が始まる。
スタッフにベルトを装着してもらって、それぞれ手袋もはめて。
スタンバイOK。
収録再開。
松潤と二人でカメラに向かってポーズも決めました。
ニ「えっと…どっちが、どっち行くんすか？」
グリップを送る場所でスタンバイしているニノが聞いてきた。
俺らから見て一番右端に立っているニノから順に、プラスワンの芦田愛菜ちゃん、相葉くん、大野さんの並びで4人が立っている。
松「私がこっちのアゴの方行って、櫻井さんがそっちの…」
櫻「エレベーターの方行きます」
途端に騒つく会場。
うん。どうしてだろう。
相「えっ、翔ちゃん…大丈夫っ？」
相葉くんがマジで心配そうに尋ねてきた。
だから、どうしてだろう。
櫻「何言ってんだよ、俺を誰だと思ってんの？」
相「えっ？(笑)」
ニ「えっとごめんなさい…誰でしたっけ」
櫻「お待たせしました。私がエレベーター師匠です」
スタジオが「フ〜♪」という歓声に包まれるのに合わせてドヤ顔をしてみせた。
相「あぁ〜師匠〜！(笑)」
ニ「あの伝説の！？(笑)」
手で口を覆って笑っている愛菜ちゃん。
今、大野さんが密かに「心配だなぁ」て呟きました。はい、聞こえてました。
対戦チームにいる綾野剛くんも、クスクス笑ってます。
天「えー……松本くん。どうでしょうか、自信はありますか？」
すかさず天の声の伊藤さんの声が入ってきた。
松「…ひじょーに不安です(笑)」
腕を組んで仁王立ちする松潤にチラ見され。
それでも惚けた顔をしてみせた。
気持ちだけは強気でいないとね？
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2021年1月4日 2時
