嵐 VS G �� ページ5
櫻「あぁーっ！逃げちゃう逃げちゃう！！」
松「誰かしとめてくれーッ！！」
相「リーダーリーダー！！」
大「俺っ！？」
ニ「もうコレでいっちゃって！！」
急いでリーダーに次の収録の台本を丸めて渡した。
それを受け取ったリーダーが果敢に向かって行く。
大「あークソっ！早ぇ！！」
バン、バンと何度も床を叩く音が響くが、全て空振り状態。
ていうか、アイツと戦っているリーダーがマジで凄いよ！！
相「頑張れ、リーダー！！」
櫻松「がんばれー！！」
ニ「あああっ…頑張って！！」
4人からの声援を浴びながら戦う大野さん。
大「んあぁークソぉッ！！メッチャ腹立ってきたぁ！！」
あの温厚な大野さんがMAXにイライラしている。
ガンバレ大野さんっ…！
そしてついに、決着がつく時がきた。
ヤツが床のコーナーに逃げた瞬間だった。
大「おりゃああああ！！！」
スパーーンと一際大きな音が響いた瞬間、ヤツの姿が消えた。
途端に静まる楽屋。
コーナーに打ちつけたままの丸めた台本を、大野さんがチラリと覗いた。
大「うおおっ！(笑)」
櫻「え、やった？やった？」
相「くたばった？」
松「言い方(笑)」
ニ「どうですか…？」
大「しとめてやったぜ(笑)」
櫻相ニ松「おおーーーッ！！！」
楽屋が拍手喝采。
マジで凄いよリーダー！！
カッコイイよ大野さぁーん！！
大「あー…でも、処理は出来ねぇや(笑)」
相「だいぶイッちゃってる？」
大「だいぶイッちゃってる(笑)」
松「それは…見ない方がいいスか？」
大「うん。見ない方がいい(笑)」
櫻「うわぁ…サイズ的にヤバそうだもんなぁ…」
ニ「とんでもないものが出ちゃってそうだよ…」
おぞましいであろう現場はともかく、長い格闘からようやく解放されて緊張が解けた瞬間、楽屋がノックされた。
開いたドアの隙間から顔を出したのはマネージャーだ。
マ「すいません、なんか先程どデカイゴキブリが出たみたいで…一応コレ置いておきますね」
そう言ってマネージャーが手に持っていたのが、あれほど欲しがっていたゴキジェット。
大櫻相松ニ「おせぇーわッ！！」
マ「へ？」
声を揃えて言う俺らは、やっぱりチームワーク抜群だよね。
それにしても…大野さんが本当に男らしかった。
心の底からカッコイイと思った。
リーダー大野智を改めて尊敬した瞬間だった。
−終−
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2021年1月4日 2時
