デスマッチ！チン回答�� ページ31
最終問題のVTRが流れ始め。
VTRを見ながら時折隣にいるリーダーをチラッと横目で見ると。
集中力がどっか行っちゃったのか、ワイプで抜かれていない隙をついてコソッとあくびをしたり、ボリボリとケツを掻いたり、ポンポンと腰を叩いたり。
完全にジジイじゃねぇか。
40超えたからって、あなたまだ現役のアイドルやってんだからお願いしますよ。
なんて思いながらVTRを見ていたら、なんと焼肉屋が作る最新ブリトーが登場！
その瞬間、さっきまでジジイだった大野さんの目がキランと光って、心なしか顔と姿勢もシャキッとなった。
いいよいいよ〜！
さっすがブリトー男。
「ブリトー食べてぇなぁ」と呟くリーダーに、「問題ちゃんと聞いてなさい」と小声で言ってVTRに意識を向けさせた。
そしていよいよ最終問題。
そこの焼肉屋では会計時に女性のお客様限定で、個包装になっている太めの鉛筆を一本ずつおまけでプレゼントしているという。
しかし、その鉛筆にはある秘密が。
その秘密とは何でしょう。
という問題。
ピコン、と早速Ｊが押した。
吉「はい！」
松「実は鉛筆じゃない」
ブッ・・・ブッ
すぅごい微妙な不正解の音。
松「今のどういうこと⁈」
吉「惜しいと言えば惜しいと言いますか…ある意味正解と言いますか…(笑)」
松「じゃ、正解でいいじゃん」
ブーー
思いっきし不正解になった！
松「なんでよ⁈」
吉「じゃ、先に言います！コレは鉛筆ではございませんっ！」
松「だから正解じゃん」
吉「ダメです」
ピコン
すかさず俺が押してやった。
吉「はい！」
ニ「文字が書けない」
ブーーーーッ
そんな強く押すことなくない⁉
ボケなんだからぁ。
吉「同じです。鉛筆ではないので文字は書けません！」
ニ「正解じゃんねぇ」
大「正解だよ」
吉「ぶつぶつ言わないでください？はい、どんどん参りましょう！」
ニ「ほら、リーダー。あなたブリトー大好物なんだから」
隣にいるリーダーの服の袖をクイクイと引っ張った。
大「そうなんだよ。めっちゃ食いてぇ」
吉「では、どんどん答えていきましょう！」
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2021年1月4日 2時
