犯人は誰だ！�� ページ21
【二宮和也】
今日はコンサートのことで俺ら5人だけで個室で打ち合わせをしている。
もちろんJが主導で。
予想以上に長い話し合いで、J以外のメンバーの集中力がそろそろ切れてきたかなぁ〜なんて思っていた、その時。
事件は起こった。
ブッ
突然部屋に強めの音が鳴り響いた。
向かい同士で座っている翔ちゃんと相葉くんがすぐに顔を見合わせた。
相「翔ちゃん？」
櫻「相葉くん？」
お互いに笑いながら指を差し合っている。
相「翔ちゃんでしょ？(笑)」
櫻「いや、相葉くんでしょ？(笑)」
二人して笑いながらガッツリ指を差し合っている。
相「俺じゃないよっ！？」
松「オイ、打ち合わせ中だぞ！(笑)」
相「違うって、俺じゃないしっ！(笑)」
櫻「悪いけど、俺じゃないよ！？(笑)」
相「えっ？あ、分かった！ニノちゃんだ！(笑)」
ガッツリ俺を指差す相葉雅紀。
ニ「違います」
相「えっ？じゃ、リーダー？」
大「俺じゃないわっ」
相「じゃ、松潤っ！？」
松「俺じゃねーよ！」
相「ええっ！？」
犯人が見つからず戸惑う相葉雅紀。
相「え、待って正直に言おうよ！誰っ？」
シーン。
櫻「だから相葉くんでしょ？(笑)」
相「違うんだって俺じゃねーしっ！(笑)」
大「でも今そっちから聞こえなかった？」
相「違うよ‼(笑)ホラ！臭くないでしょ！？」
相葉くんが手でパタパタと風を送ってきた。
櫻「あれ？ちょっと臭くない？」
相「やめろっ！(笑)違うって‼」
翔ちゃんの顔が完全に相葉くんで遊んでいる顔だね。
相「マジで俺じゃないよっ！？」
ニ「もうやめよやめよ。可哀想だから」
相「だから俺じゃねぇってばッ！(笑)」
ニ「生理現象だもん。仕方ないよ」
相「お前やめろよなっ‼(笑)完全に俺ってことになってんじゃん‼」
ニ「別にそうは言ってませんよ、ここにいる人全員に可能性があるんだから。もしかしたら、あなたの隣に座っている人が犯人なのかもしれないし」
大「違うわい」
相「やっぱ、リーダーじゃないっ？」
大「違うがな！俺じゃねぇわ！」
松「もう誰でもいいわー早く続きやろーやー！」
相「良くないよっ！疑われてみって！」
松「誰がしたとかどうだっていいわ！」
相「あ、じゃあ松潤がしたってことでいいの？」
松「俺はしてねぇッッ！！」
一番強めに否定してるじゃないすか！
翔ちゃんがめちゃめちゃ笑ってるよ。
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2021年1月4日 2時
