Boys & Girl 続〔M N〕 (ページ7)

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ついにアレが来てしまった④ ページ7

職員用トイレの中にある広い多目的トイレ。

そこの便座に座って、俺は謎の生理用品を片手にうな垂れている。

この謎の筒状の生理用品。

中に入れるだなんて無理だよ…

本当は断固拒否したかったのだけど、5時間目の授業を控えている先生に迷惑をかけたくなくて、仕方なく3人で職員用のトイレへと移動した。

スライド式の扉の、広いトイレ。

3人でも十分なスペースの個室の中で、先生と潤くんは俺に背を向けた状態で立っている。

俺に気を使ってトイレから出て行こうとする二人を、無理矢理引き止めた。

だってだって、一人じゃ不安なんだもん！(泣)

松「ニノ、どう？出来た？」

俺に背を向けたまま声をかけてきた。

ニ「うぅ～ん…さっきから何十回もやってるのに、全然入っていく気配がないよぉ…(泣)」

筒を手に持ったままうな垂れているのは。

先生が調べてくれた使い方をスマホで見ながら、さっきから何回も覚悟を決めて押し込んでみるも、ただ痛いだけで全然入っていかないからだ。

格闘している間に授業開始のチャイムも鳴っちゃって、焦って余計に力が入っているせいか上手く入っていかない。

ニ「出来ないよぉ～～～～(泣)」

いよいよ切迫詰まって情けない声を上げると、潤くんと先生が遠慮気味にチラリと振り返った。

こんな姿を、愛しの櫻井先生に見られて恥ずかしいだとか、もうどうでも良かった。

松「頑張れよ、ニノ！」

ニ「無理だよぉ～～(泣)」

松「せんせー、助けてやれよ！」

櫻「ええッ！」

ニ「せんせぇ～～助けてぇ～～(泣)」

筒を手に持ったまま、ズボンと下着を足首まで完全に下ろした恥ずかしい格好で、縋るように先生に助けを求めた。

櫻「…分かった分かった。じゃあ、貸して？代わりに先生が入れてあげるから」

少し戸惑った表情で俺の前で腰をかがめる先生に筒を渡した。

先生が入れるだなんて通常時の俺なら大慌てで全力でお断りしつつ、内心大興奮なんだけども。

今はそんな場合ではないくらい、背に腹は変えられない。