兄との禁断の…�� ページ38
自分も下着一枚の姿になって、おっパイが丸見えで。
何度も一緒にお風呂に入って全裸を見られているはずなのに。
いざとなると恥ずかしくなって、両手で胸を隠して俯いた。
なに、今更女の子ぶってんだって、自分で思うのに…
兄貴は下を向く俺の頭をそっと抱いて、ちゅっとこめかみにキスをしてくれた。
兄貴の意外な行動に思わず顔を上げると、愛おしそうな目で俺を見つめていた。
智「カワイイよ…かず」
本気で胸がキュンとして涙が出そうになった。
ゆっくりとシーツの上に寝かされ、再び愛撫を受けながら泣きそうになっている自分は。
心も完全に女の子になってしまったみたいだ。
体がもう熱い…
パンツの上から触れられてシーツをキュッと握る俺を見て、兄貴がふふっと優しく笑う。
そのうち、そっと下着の中に手が入り込んで、直接触られて。
ビクンと体が跳ねる。
智「痛い？」
目を閉じたまま僅かに頭を横に振ると、ゆっくりと指が沈み込んできた。
ジワ…と股が熱くなる。
ぁ…やァ……
もう、自分の体がどうなってしまっているのか分からない。
そのうち、ついに下着も脱がされ。
恥ずかしくてモジモジする脚を広げられて。
その中心に兄貴が顔を埋める。
ニ「…あ、やァっ…ダメっ…そんなとこっ…」
抵抗するように体を浮かせて兄貴の頭を掴んだ。
智「ンふ。いいじゃん、気持ちよくなって？」
再び顔を沈められ、俺は力が抜けたようにポスッと枕に頭を沈めた。
そんなトコ恥ずかしいって思うのに…
こんなことさせるのは嫌だって思うのに…
ソコを這う生温かい舌が、気持ちよくて…
すっごく…
ああ…
どうしよう…
俺、変になっちゃうよぉ…
もうダメ…
きもちイイ…
眉を寄せて枕の角をキュッと握った。
やっぱり恥ずかしいけど。
愛されてるんだって体で感じた。
頭の中が真っ白になった後、グッタリと全身の力が抜けた。
その間に、下着を脱ぎ捨てた兄貴が自身に避妊具を装着する。
それを薄目で見つめながら荒くなった息を整えた。
呼吸が落ち着いたのを見計らって、兄貴が脚の間に入り込む。
緊張感を強調させる静寂。
少しでも体が密着するようにと兄貴が片手で俺の体を抱く。
俺も兄貴の首に腕を回した。
見つめ合う俺達。
本当にいいんだよね…？
ふっと眉を下げる兄貴。
俺達の顔が次第に近づいていった。
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2020年5月3日 21時
