今が大事�� ページ8
翔「そういう相葉だって、色々あったじゃん」
相「やめて先輩それは言わないで！」
和「色々？」
相「んーん、何でもないよかずくん！」
和「ふーん、色々ねぇ」
和也くんが、ツーンとそっぽを向いた。
あらま、ヤキモチ妬いちゃって。
可愛い。
つうか、俺らは一体何をやってんだ。
なんで爆弾を落としあってんだよ。
翔「みんな、楽しくやろうねー」
一旦空気を変えようと立ち上がり、空いたビールの缶を持ってキッチンへ退散した。
冷蔵庫から新しくビールを2本取り出し、わざと軽い足取りでソファへと戻ってきた。
まだツーンとしている和也くんを相葉が必死になだめている中、俺は自分のグラスと相葉のグラスにビールを注いだ。
グラスを口に運びながら潤の方へチラッと視線を向けたら、潤と目が合った。
潤は相葉達の方を一瞬チラッと見て、俺に向かってフッと笑った。
潤は特には怒っていない様子。
キミは大人な嫁だね。
良かった。
欲を言えば、もうちょっとヤキモチ潤が欲しかったけど。
ま、いいんだよ。
昔の話なんだから。
昔がどうであれ、大事なのは今なんだから。
相葉の必死のなだめで和也くんの機嫌も直り、今度は楽しい話で盛り上がっていた。
俺と相葉のグラスがワイングラスに変わり、只今白ワインを堪能中。
これも潤が気を利かせて用意してくれたもの。
赤ワインも用意してくれている。
ハハハハッて笑いながらワイングラスを口へ運び、白ワインを口に含ませたと同時に、正面にあるテレビ画面に目を向けた。
今注目の人物を取り上げた特集をやっている。
俺は一旦会話から外れて、何気なくテレビを見ていた。
「えー、今注目されているサミーさんとは、一体どんなかたなのでしょうか」
女性のインタビュアーがカメラ目線で言っている。
最近、LINEのスタンプの売り上げが急上昇しているサミーという人物の特集で、その人が作ったLINEのスタンプに見覚えがあった。
ああ、潤が最近送ってくるやつね。
へぇ〜なんて思いながら画面を見つめていると。
「こちらがサミーさんこと大野智さんです」
翔「ゴフッ‼‼」
まさかの人物紹介に、ワインが気管に入ってむせた。
翔「ゲホッゴホッ‼」
潤「大丈夫！？翔くん」
和「あーあーあー」
相「急にどうしたんですかっ！？」
翔「ごめごめっ…気管にっ…ゴホッ…」
急な登場はやめてぇー！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2019年2月5日 16時
