今が大事�� ページ6
人数分のグラスや食器、俺と相葉の分のビールを持っていって、俺もようやくソファに座る潤の隣に座って、一息ついた。
翔「ふぅ…。大変お待たせいたしましたー」
潤「翔くん、お疲れ様。ありがとう」
翔「いいえ〜」
潤はやっと落ち着いたのか、普通の体勢で座っている。
和「お疲れ様です」
ペコッと軽く頭を下げる可愛い妊婦くん。
翔「ごめんね、和也くん。旦那くんをこき使っちゃって」
和「いえいえ」
翔「よく出来た旦那くんのおかげで、凄く助かりました」
和「良かったぁ〜」
自分のことのように嬉しそうな顔をする姿が、なんだか微笑ましい。
翔「ありがとね？相葉ちゃん」
相「いえいえ♪ 先輩の、家での姿が見れて俺も超楽しかった！」
翔「…うん。それは一刻も早く忘れようね」
会社では優秀な先輩で通ってるんだから。
それぞれ飲み物の入ったグラスを手に持ち、4人でグラスを合わせて乾杯した。
妊娠中の潤と和也くんは、カフェインの入っていない麦茶、俺と相葉はビール。
久しぶりのビールに、俺も相葉もゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ。
あ〜〜やっぱビールはうめぇわー。
コトっとビールの入ったグラスをテーブルに置くと、隣にいる潤が、小皿に取った焼きそばをちゅるるっとすすった。
翔「どうかな？」
潤「うん、美味しいよ。あの…喉はちょっと詰まるけど(笑)」
あ、やっぱり？
そういう正直なとこ好きだわ。
相葉も和也くんも「確かに(笑)」とか言いつつも、なんだかんだみんな焼きそばをどんどん食べてくれている。
良かったぁ…頑張って作った甲斐があったわ。
みんなの反応にホッとして、自分も自分が作った焼きそばを食べてみたら。
…うん、すげぇ喉詰まるぅ(笑)
潤が作る焼きそばとは全然違うなって思った。
翔「そういえばさぁ、和也くんに聞きたかったんだけどね」
和「はいはいっ」
翔「なんで潤のこと、『じゅんのすけ』て呼んでんの？」
和「あー」
潤「いや、それはいいよ(笑)」
潤が触れてほしくなさそうに苦笑いをする。
すげぇ気になるぅー。
和「えーと。昔ぃ、一緒に合コン行った時にぃ、相手側から『恋人に何て呼ばれたい？』て質問があって、そん時彼が『じゅんのすけ』て答えてたから、面白いなぁと思ってそっからかなぁ」
翔「なにそれぇ！？」
潤「おい、二宮！それ、言わなくていーから！」
和「俺もう二宮じゃないですけど」
潤「…和っ！」
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2019年2月5日 16時
