家族で初クリスマス�� ページ39
布団の中に潜って、潤の首筋からゆっくりと下へ向かって唇を這わせていった。
布団の中にこもる熱と自分の息で暑い。
あまり声を出さないようにと、声を押し殺す潤の息遣いがいつもよりも荒くて、それもまた興奮する。
目の前にある潤の胸にチュウと吸い付いた時。
ふと思って、チューチューと執拗に吸ってみた。
潤「……翔くん……吸いすぎだよ…」
潤に小声で言われた。
翔「…強く吸ったらおっパイ出るかなぁて…」
小声で返したら、ペシッと軽く頭を叩かれた。
潤「出ないから」
翔「…ですよね」
一度ね、確認してみたかったんだよね、うん。
潤「……ハァ…しょおくん…きて……」
布団の中で潤の脚が俺の体をキュッと挟んだ。
小声でも、潤の甘えた声がしっかりと耳に届いた。
俺は布団から顔を出して、そばに置いておいたゴムを手に取った。
一度体を起こして、潤の上にまたがった。
翔「しばらくは、倖と結を育てるのに専念しような」
そう言ってビニールをピリッと破って、潤が見ている前でゴムを着けた。
布団の中で潤と一つになり、首筋に吸い付きながら小刻みに腰を送った。
なるべく音を立てないようにと思ってはいても、ベッドのスプリングが弾む音は隠せない。
ハァハァと潤の熱い息が耳にかかって、早くなっていく腰の動きがどうしても止められない。
潤「…ぁぁ…きもちいよ…しょおくん…っ」
俺の首の後ろに腕をキュッと巻きつけて、耳元で小声で囁く潤。
ああ・・もうたまんねぇ。
首から唇を離して、今度は潤の耳に顔を埋めた。
翔「…俺も…きもちいよ、潤……」
掠れた声で囁いて、潤をキュッと抱きしめた。
翔「…ハァっ…一緒にいこっか…」
もう一度耳元で囁いたら、潤は荒い息だけを吐いてコクコクと頷いた。
布団の中で潤の膝裏をグッと持ち上げたら、より一層深く繋がった。
潤と一緒に昇りつめるまでは夢中だったけど。
達して吐き出して頭の中がスーッとクリアになっていく時、急にふと思った。
いつか家族4人で、クリスマスに夢の国に行きたいな…て。
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2019年2月5日 16時
