大変だけどやっぱり可愛い�� ページ36
そんなこんなで、子供が生まれる前に比べて睡眠時間は減り、若干寝不足気味だけども、それでも心と体は元気だ。
愛する嫁と可愛い天使達から、いっぱいパワーを貰ってるからね。
とは言え。
会社のデスクでパソコンの画面とにらめっこしながらキーボードを打っている今、あくびが連発で止まらない。
相「先輩、大丈夫ですかっ？超眠そうですけど」
翔「ちょっとね。昨日もウチの双子ちゃん達が夜中に大合唱しちゃってね」
相「わ〜そういう時、双子って大変そう！先輩も起きて、一緒にあやすんですか？」
翔「もちろん」
相「それじゃあ寝不足ですよ〜！」
翔「まあね。でも子供の為なら寝不足でも全然余裕だよね」
相「確かに〜！今はしょうがないですもんね！先輩、コウ君とユイちゃんはどうですかっ？♪」
翔「うん、もうね、激カワ」
相葉が手を叩いて爆笑。
翔「親バカでごめんね」
相「分かりますよぉ♪ 俺だって、太一が世界で一番可愛いですもん♡あ、かずくんは別ですよ？」
相葉の親バカぶりを(ついでにバカップルぶりも)聞いて、激しく同意。
やっぱりそうだよな。
うんうん。
相「あ〜早くコウ君とユイちゃんを見に行きたいなぁ〜♪」
相葉が後頭部で両手を組みながら、椅子の背もたれに寄りかかった。
翔「あともうちょっとしたらね」
すると相葉が、椅子に乗ったままガラガラと近づいてきた。
相「ねっ、先輩！写真とか撮ってないんですかっ？♪」
翔「………」
目をキラキラとさせる後輩を、無言でジッと見つめた。
相「写真見たいな〜♪」
翔「相葉ちゃん。今、仕事中だからね」
自分のスーツの内ポケットにスッと手を潜り込ませた。
相「え〜いいじゃないですかぁ！」
翔「仕事とプライベートは分けないとね」
取り出したスマホの画面を開いた。
相「ちょっと写真見るくらい良くないですかっ？(笑)」
翔「仕事中に自分の子供の写真を見せるのは、どうかと思うんだよね」
スマホを何度かタップして相葉にスッと差し出した。
翔「たくさん入ってるから、どんどんスクロールしてね」
まだ生まれて間もない時の二人を撮った写真を、画面いっぱいに開いて相葉に渡してやった。
相「結局見せたいんじゃんっ！(笑)」
翔「バレた？」
見せたくてしょうがなかったんだよねぇ。
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2019年2月5日 16時
