『一緒に住んでみよう！』�� ページ24
そして、いよいよ同居生活スタート当日。
俺と相葉くんは、スタッフが用意した2LDKの家の中へ上がった。
松「お〜スゲー」
相「わ〜なんかいいねっ！」
2人で使うには十分な広さのリビング、4人掛けのテーブルが置いてあるダイニング、そしてカウンターキッチン。
全体的に明るい色調のインテリアで、どっちかというと暗い色調のインテリアな自分の家とは雰囲気が全然違って新鮮だ。
一応、ひと通りの家具家電、日用品などは用意されていて、足りない物や食材などは自分達で買いに行くというルールになっている。
そして、メインの部屋となるリビング・ダイニング・キッチンにはカメラが3台設置されている。
俺と相葉くんは興奮気味に部屋の中を見て回り、まるで夫婦で新居のモデルルームを見に来たような気分になった。
俺らはさっそく同居生活撮影をスタートさせようと、リビングのカメラの前に立った。
松「いや〜相葉さん、ついに始まりますねぇ(笑)」
相「始まるねっ！なんか俺いま、すごいワクワクしてる！」
松「俺もちょっとワクワクしてる(笑)」
相「せっかくだからさ、1週間楽しく過ごそーねっ？」
松「そうだね！」
相「よーし！じゃ今日から1週間よろしくねっ！♪」
松「こちらこそ、よろしくお願いします」
お互いにお辞儀をし合って、俺らの同居生活がスタートした。
まずは何から始めようかと、とりあえず二人でリビングのソファに座った。
相「なんかルームシェアみたいでイイね、こういうの！」
松「ね、イイよね！なんかさ、泊まりっていうのとはまた違ってスゲー新鮮な感じ」
相「ねっ！俺こういうのちょっと憧れてたからさっ、今回俺を選んでくれてホント嬉しいよ！松潤ホントありがとう！(泣)」
松「いえいえこちらこそ(笑)むしろ、今回僕の企画に付き合っていただいてホントに感謝してますっ！」
我ながら可愛くない返しだなと思いつつ、変な照れもあってテレビ用のコメントになってしまう自分。
だけどそんな自分とは裏腹に素直に喜んでくれる姿を見ると、相葉くんを選んで良かったと心から思う。
相葉くんはほんとイイ奴だな…
選んでくれて嬉しいだとか、ありがとう、だなんて、きっと他の3人は言ってくんねーだろーな…(泣)
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作者名：さくら 樹里
| 作成日時：2022年1月9日 22時
