突然、子供がやってきた（QK）（kj8） (ページ9)

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ぼくたちはかていのこになるらしい　その1 ページ9

錦戸side

僕は今年の4月から小学6年生。小学校最後の年。友達もちらほらとはおるけどそんなにはおらへんって言うのが現状。そんな俺は物心ついた頃からこの児童養護施設で育った。同い年の友達は少ないけど、先生とか年下の子とかと毎日が楽しいなって思っとる。でも、小学校で同級生がおとんとかオカンとかの話をしとると、うらやましいなとは思うねんな。やっぱり。

そんで、昨日、城島先生に呼び出されたんよ。荷物ある程度まとめて執務室に来いって。
いや、あの、、うちの施設って学校が変わるタイミングで施設を動くことは多かったけど、小学校の途中とかあんまりないねんな

と、ある程度の思い出のものとか生活必需品とかをまとめて城島先生の部屋に向かった。

城島「最近学校どうなん～？楽しめとる～？」

錦戸「まぁ、、楽しいっすよ。コロナで友達に会えないけど。そんで、先生どうしたんすか。」

城島「錦戸さぁ、昔、普通の家庭の子みたいに過ごしてみたいなって言うとったやろ？そんで、今回、お父さんだけやけど、家庭を持とうとしとる人がおって…(途中省略)…なんよ」

錦戸「全然いいっすけど、置き去りだけはどうにかなりません？」

城島「まぁ、そこは我慢してくれな。あ、あと同じような子が6人一緒やからよろしくな！」

錦戸「ええええ…」

あかん、先生言ってもうた…いや…俺にお兄ちゃんとか無理やし…それも6人バラバラ言うとったしなぁ…

とりあえず、先生が話とったことをまとめると、

・俺は、他の同じように両親がいない子たちと一人の男の人と家族になるらしいこと

・俺が最年長なこと

・ドッキリでダンボールの中で隠れとるらしいこと

いや、情報少なっ！

って、ことでみんなにバイバイを言いに行ってきます。