お、お嫁さんではなくて！ ページ8
チャンミン｢ハアー満腹！｣
A｢満足して頂けましたか？｣
満足げな顔で大きく頷くチャンミン先生。
よかった。
復活してくれた。
チャンミン｢藤原は料理上手だなあ！いいお嫁さんになれるぞ！｣
ドキッ…！
そんな素敵な笑顔でいいお嫁さんになれるだなんて言われたら…私…ハッ？！
何、お嫁さんなんて言われて舞い上がってんの？！
A｢お、お嫁さんなんてなれなくたっていいんですっ！先生！お嫁さんより獣医の素質はどうですか？！｣
チャンミン｢獣医？｣
A｢はい！｣
チャンミン｢素質？｣
A｢はい！｣
チャンミン｢…。｣
またまたドキッ…！
チャンミン先生の顔がち…近づいてくる…っ！
チャンミン｢(ニッコリ)｣
ガシッ！
両手で顔挟まれた？！
チャンミン｢誰が獣医の素質だって？まだヒヨコにもなってない未熟なクセにっ！どの口が言うかっ！どの口がっ！｣
A｢ひゃ…ひゃんみんしぇんしぇ…！い、痛い！｣
グリグリするのやめて下さいっ！
A｢はぁ…もう痛かった。｣
チャンミン｢フッ…専攻は獣医だろ？｣
A｢当然です！｣
チャンミン｢ま、頑張れ！｣
A｢は？それだけですか？｣
チャンミン｢学ぶのはお前自身だからな(笑)違うか？｣
A｢そうですけどっ！…屁理屈男。｣
チャンミン｢なんか言ったか？｣
A｢いーえ！｣
チャンミン｢よし。ご飯のお礼にコーヒーを淹れてやろう。ブラジル産だ。｣
ニッコリ笑うチャンミン先生。
A｢…反則だよ。｣
仕事以外は何にも出来ないくせに、コーヒー淹れるのだけは天下一品なんだから…。
コーヒーを淹れる後ろ姿が眩しくて視線を逸らした先に老先生の遺影が見えた。
写真の中の老先生は優しい笑顔でチャンミン先生が笑った顔に似ていた。
A｢チャンミン先生。老先生にお線香あげさせてもらってもいいですか？｣
チャンミン｢ああ。いいぞ。｣
お線香をあげて目を閉じ手を合わせると昔お世話になった時の事を思い出した。
ーお父さん！お母さん！ヴィッキーが！早く老先生のところに連れて行こう！ー
ーA…もうヴィッキーを眠らせてあげよう…ー
ーそんなのやだっ！先生に電話して！ー
もう癌は体中を蝕んでてヴィッキーは手遅れだった。
老先生は私たちが連れていくとダメだとわかっていても手を尽くしてくれた。
いつでも飼い主である私たちの意思を尊重してくれた…。
そんな先生だった…。
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ひろ(プロフ) - bubuさん» 読むわよ、これからもね！ (2016年4月9日 17時) (
レス) id: 7e1fad6f3e (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» ハッピーエンドまではまだまだかかりそうで^^;キーーーってなっちゃうかも知れませんが読みに来てくれるのを信じて私も待ってます！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ちゃみゅさん» ありがとうございます！私もこうしてコメント頂いて更新の励みにしてます！また来てくださいね！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» ドキドキワクワクからの何でやねーんってツッコまれそうな展開になるかも知れないけど読んでね(笑) (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - みぃなさん» いつまでも追っかけに来てください(笑)まだまだすれ違っちゃう二人ですがじれじれしながらハッピーエンドまで待って下さいね。 (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2016年1月30日 22時
