女っけナシなんですね ページ7
A｢はー、今日はなんて爽やかなのかしら！｣
今日は小煩いシウミンくんがゼミのレポートに追われてバイトお休みしてるから気楽なこと！
A｢備品の補充OK！後は診察台の消毒ね。｣
アルコールスプレーを吹きかけて診察台をペーパータオルで隅々まで拭き取る。
A｢はぁ…この消毒の匂い大好き…いぃっ？！先生？！いつからそこに立ってたんですか？！｣
振り向きざまにノッポなチャンミン先生がヌオーって突っ立ってるので思わずおののいてしまった。
チャンミン｢…腹減った。｣
A｢え？お腹空いたんですか？｣
コクンと頷くチャンミン先生。
どうやら起き抜けな様子。
A｢はいはい。わかりました。何か作りましょうね。｣
どうやら仕事場兼自宅のこの病院は１階が病院で２階が居住スペースになっているらしい。
診察室奥のドアを開けて階段を上ると居住スペースの２階に繋がっている。
私が上がるとその後をのそのそと付いてくる先生。
六畳一間の畳には布団が敷きっぱなし。
台所には昨夜の残りのカップラーメン。
A｢先生。そんな図体でカップ麺１個なんて全然足りないでしょ？｣
チャンミン｢だって家にそれしかなかった。｣
A｢コンビニでも何でも買いに行けばいいじゃないですか？｣
チャンミン｢だって面倒くさい…｣
A｢(ドキッ)｣
｢面倒くさい｣って言いながら肩に顎乗せてくるっ！
A｢何もないんじゃ作れないじゃないですか。ああもう...買い物行かなきゃ。｣
どの道先生に何か食べさせないと使い物にならない。
A｢先生。買い物行ってきますから、そこで待ってて下さい！｣
布団を指さした。
肩に顎乗せたまま振り向くと肩の上で頷いてのそのそと布団へ歩いていってコロンと寝転んだ。
そして診察時間の変更の貼り紙を貼って鍵を掛けた。
A｢世話のやける先生だわ。ったく…。｣
最初、ここを訪れた時のあのテキパキとした行動からは想像もつかないほどのだらしなさ。
でも…確実に女っけなしな先生に少しホッとしている自分がいる。
まだその気持ちがなんなのか気づいていないけど…。
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ひろ(プロフ) - bubuさん» 読むわよ、これからもね！ (2016年4月9日 17時) (
レス) id: 7e1fad6f3e (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» ハッピーエンドまではまだまだかかりそうで^^;キーーーってなっちゃうかも知れませんが読みに来てくれるのを信じて私も待ってます！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ちゃみゅさん» ありがとうございます！私もこうしてコメント頂いて更新の励みにしてます！また来てくださいね！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» ドキドキワクワクからの何でやねーんってツッコまれそうな展開になるかも知れないけど読んでね(笑) (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - みぃなさん» いつまでも追っかけに来てください(笑)まだまだすれ違っちゃう二人ですがじれじれしながらハッピーエンドまで待って下さいね。 (2016年4月8日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2016年1月30日 22時
