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4人で歩く学校までの道のりは楽しかった。
やけど、時たま凄く客観的に3人を見て、
楽しそうやなぁって眺めてる自分もいて、
5人で歩いている感覚がフラッシュバックされる。


恭『職員室行くやんな？』

長『昨日、先生が転入生おるって言うてたし、多分流星くんクラス一緒やで』

道『えー、いいなぁ』


変な感覚。
もう、流星の日常に、毎日に、みんなはいない。


道『流星くん...？』

『え、何？』

長『大丈夫...？汗、かいてるけど』

『え、あ、うん。大丈夫！ちょっと緊張してるだけ』


それを思いっきり叩きつけられた気分やった。


恭『大丈夫、何かあったら言うてくれたらいいから』

長『何かって？』

恭『わからんけど』

道『恭平の前に俺らおるから！同じ階やし』

『うん、ありがとう！』


何かあったらって、
もう既に沢山ありすぎて、
どれを言うていいのかわからんから。
深呼吸と一緒に吐き出したことにして、


恭『職員室、行くやろ？』

『うん』

長『着いてくで』

道『俺も！もしかしたら俺のクラスかもやし』

長『それは、...可能性低ない？』

道『いいの！』


3人に連れられて職員室に向かった。
クラスはもちろん謙社の言う通り3組で、
ガッカリするみっちーにお礼を言って、担任の先生に連れられてみんなより一足遅れて教室に入る。
学校自体は何も問題なくて、
クラスのみんなも優しくて親切で、
それが余計に僕を寂しくさせる。


長『流星くん、今日一緒に帰る？』


部活がある恭平くんを置いて謙社とみっちーと帰りながらも、頭の中はずっと4人と交わしたくだらない会話を思い返してしまう。
結局、流星は5年前で止まってる。


長『流星くん学校どうやった？』

道『俺の教室でも転入生来たって騒いでたで』

『んー、みんないい人ばっかで安心した』

道『な、明日は一緒に昼食べよ』

『うん！あ、僕今日約束あって...こっちやねん』

長『了解！じゃあまた明日ね』

『じゃあ、バイバイ！』


みっちーと謙社と同じでもなくて
恭平くんと同じでもなくて、


『...っ』


大ちゃんたちと同じでもない。
じゃあ、流星はどこにおんの...？
ぐるぐると考え出すと止まらなくて、
つい涙が出そうになるから、
大ちゃんと待ち合わせたバイト先に向かいながら
思考回路ごと止めるように
下唇を噛み締めたーーーーーー。






＊

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ちゆ(プロフ) - えりなさん» こんばんは！いつもコメントありがとうございます！内容がオリジナルなのでわかりにくい所も多いと思いますが読んで頂けたら嬉しいです(*¨*) (2018年10月27日 0時) (レス) id: d82cf62acc (このIDを非表示/違反報告)
 えりな - 素敵な物語ありがとうございます涙こちらの方も読ませて頂きますね(*^^*) (2018年10月26日 15時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：ちゆ | 作成日時：2018年10月12日 23時

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