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大ちゃんと会う約束をしたその日は、
僕の学校デビュー日やった。
ぴかぴかの制服を身につけて、鏡に映る自分は明らかに緊張してて顔が強ばっている。
お父さんとお母さんには申し訳ないけど、正直このタイミングでいきなり学校に入るって言うのは怖くて、
恭『流星くん、準備出来てる...？』
『うん』
ああー、せめて恭平くんがいっそ同い年で同じクラスならよかったのに。
恭『おお、』
『ん？』
恭『なんか、うん。同じ学校行くんやなって感じしてきた』
『え、ふふ、そう？』
そんな風に言われると悪くない。
思わずにやけると恭平くんがぴかぴかの鞄を差し出してくる。
それを受け取って2人でお父さんとお母さんに"行ってきます"の挨拶をすると
母『ほんとにお母さんついて行かなくて大丈夫？』
って心配される。
気持ちはわかるけど、親に来られるのはもう気恥しいし、
『大丈夫。ほら、恭平くんもおるし』
恭『うん。大丈夫』
母『そうやんね、うん。じゃあ、』
『うん！いってきます！』
流星が眠ってる間、流星の目が覚めた時
お母さんはどんな気持ちなんやったんやろ。
あんなに泣いて喜ぶ事なんて、きっとなかなかなくて、そんな思いをさせてしまった自分はほんとにほんとに親不孝で。
『ぅー...、緊張するなぁ』
やから今はとりあえず元気に学校に行こうと思う。
恭『大丈夫やって』
『そうかなぁ』
恭『うん。制服もよお似合ってるし』
『それ関係ある？』
恭『あるある。似合ってないより似合ってる方がええやん』
『それは...まあ.....、あ！』
恭『ん？』
『またネクタイ歪んでんで』
恭平が通ってる高校は家から徒歩20分。
家から離れるに連れてだんだんと同じ制服の子が増えていく。
少し道の端に寄って、相変わらずよれたネクタイを綺麗に結び直していると、
？『ネクタイぐらい自分で結びぃや』
バンッという衝撃で恭平くんの身体が跳ねた。
恭『びっ、...くりしたー、』
『おはよー。みっちー、謙社』
長『おはよ！今日からなんやね、流星くん』
道『流星くん、甘やかしたらあかんで』
そう言うと結んでる途中のネクタイに手をかけて、
思いっきりぐっと上に締め付けた。
恭『う゛っ、』
長『みっちー...』
それを呆れたトーンで謙社が宥める。
そのまま4人連れ立って学校に向かって歩いた。
こうやって、ほんのついこの間まで、
みんなで登校してたのにって、
楽しいのに。寂しい。
＊
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ちゆ(プロフ) - えりなさん» こんばんは！いつもコメントありがとうございます！内容がオリジナルなのでわかりにくい所も多いと思いますが読んで頂けたら嬉しいです(*¨*) (2018年10月27日 0時) (
レス) id: d82cf62acc (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 素敵な物語ありがとうございます涙こちらの方も読ませて頂きますね(*^^*) (2018年10月26日 15時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆ | 作成日時：2018年10月12日 23時
