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横断歩道を探してこちらに向かってくる2人を見る恭平くんの顔は今まで見たことがなかった。
すごくすごく穏やかやった。
流星も、大ちゃんらに会ってる時こんな顔してるんかな...？


？『恭平、何してんの？』

恭『ちょっと携帯ショップに』

？『携帯買い替えたんですかー？』

恭『や、ちゃうくて、...流星くんの、』


僕の名前が出た瞬間に2人の視線が一気にこっち向く。


？『流星くん...』

？『あ、"ぽかぽかしてる人"』

『ぽかぽか...？』

恭『なんもない！流星くん、これ道枝と長尾』

道『おい、これって...！』

恭『あ、この2人あれやで、流星くんが学校行ったら同級生』

長『初めまして。長尾謙社です』

『あ、えと、大西流星です』

道『道枝です。道枝駿佑』


3人でぺこぺこ自己紹介してると、


恭『あ、大西恭平です』


なんでか恭平くんも突然自己紹介をした。


道『いや、恭平のことはみんな知ってるし』

長『あ、でも僕、恭平くんの苗字初めて聞きました』

恭『ほらー、知らんかった』


家で話している時よりも恭平くんはずっと子供やった。年相応やった。
これがほんまの恭平くんなんやなぁ。


道『流星くんは、いつから学校来るん？』

『多分、来週...？』

長『僕3組でみっちー2組やし、どっちかと一緒やといいね』

『みっちー...』

道『俺のあだ名！流星くんもみっちーでええよ』

『長尾くんにはあだ名ないん？』

長『ええー、僕？みんな長尾か普通に謙社か』

『じゃあ謙社やね！』


2人は僕の事を恭平くんから聞いてるのかなーんにも触れられたくないことは聞いてこなかった。
単純に調度いい距離感で心地いい。


道『そや、連絡先教えてよ』

『あ、うん』

恭『あかん』


握りしめていたスマホの画面を付けようとしたら、制される。
その恭平くんをみっちーは怪訝そうに見つめた。


道『え？何？』

恭『後で俺が教えとくから、ごめん待って』

道『.....わかった』

長『みっちー、そろそろ行こ。流星くん、後で連絡頂戴ね』

『あ、うん！バイバイ！』


それでも深く問いただすことはなく、そのまま元通り。
元気に手を振って2人は反対方向に歩き出す。
ああ、いいな、この感じ。
お互い信じてるこの感じ。


『.....、恭平くんってさ、なんか律儀やんね？』

恭『律儀？』

『うん。大ちゃんに先に連絡しろってことやろ？』

恭『あー...まあ、大吾くんもやし、うん。あの4人が1番じゃないとなんか嫌や』

『うん、そやね』




＊

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ちゆ(プロフ) - えりなさん» こんばんは！いつもコメントありがとうございます！内容がオリジナルなのでわかりにくい所も多いと思いますが読んで頂けたら嬉しいです(*¨*) (2018年10月27日 0時) (レス) id: d82cf62acc (このIDを非表示/違反報告)
 えりな - 素敵な物語ありがとうございます涙こちらの方も読ませて頂きますね(*^^*) (2018年10月26日 15時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：ちゆ | 作成日時：2018年10月12日 23時

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