27話 ページ32
二階堂くんの服を借りる事は出来たが、気まずい…。
翔太「どういう事？」
翔太さんの声がいつもより低い気がする。
翔太「どーやん、なんでAちゃんがここに居てましてやお風呂入ってるの？」
二階堂「…えっと、「私！鍵失くしちゃって！」
二階堂くんは驚いた顔をしていた。
この事は翔太さんには黙っていよう。
心配かけたくないし、翔太さんには菜奈さんの事専念して欲しい。
翔太「え！管理人さんとか連絡したの？」
「それが…管理人さん旅行に行ってて明日に帰ってくるそうなんですよ。だからちょうどどうしようか考えてた時に二階堂くんに会ったんだよね？」
二階堂「あ、はい…」
翔太「それなら俺に相談してくれたら良かったのに…」
「運悪くスマホの充電も切れてて翔太さんに連絡出来なかったんですよー」
どうやら翔太さんは信じてくれたようだ。
「それで翔太さんはどうして二階堂くんの所へ？」
翔太「そうだよ！どーやんどういう事？自分から呼び出しておいて部屋に居ないとか！」
「それは私のせいかと…。二階堂くん呼び止めてたんで」
翔太「あ、そっか！ごめん、ならしょうがないね。…でどーやんどうしたの？」
二階堂「…これです」
自分「どういう事？」
二階堂くんはパソコンに映っているものを翔太さんに見せていた。
二階堂「例えば日本人のほとんどがこの身長のなかに入る訳で、つまりまだ何もわからないという事です」
翔太「じゃあ、なんでこれ見せたの？」
二階堂「なんとなく。AIに過度の期待をされてるようだったので、今の情報量で出来る限界をお伝えした方が良いかと…」
まだまだ情報が足りないんだね。
どうしたものか…何か私にも出来ないかな…
翔太「俺も藤井さんが怪しいと思ってたよ。医者なら簡単に手に入る薬品らしいからね」
二階堂「そういう安易な推測を避ける為のAIですから」
私が考えていたらいつの間にか話が進んでた。
あれ…翔太さん、二階堂くんの話聞いてなさそう。
何か考え込んでるし…何も無かったらいいけど。
翔太さんが出て行ってから二階堂くんに再び謝った。
二階堂「なぜ隠したんですか？」
「心配かけたくなくて…翔太さんいっぱいいっぱいじゃない。嘘も方便ってね」
二階堂「あの人、何か様子おかしかったんですけど」
「また無茶な事しなきゃいいけどね」
まさかこれが的中するなんて思いも知らなかった。
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紫(プロフ) - 指摘ありがとうございます。読み返してチェックするのですが、やはり見落としがありますね。こうして報告してくれて助かりました。訂正しました。ご不快にさせてしまい申し訳ございません。 (2019年8月10日 7時) (
レス) id: fbdf32b646 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 31.5話、「小野」ではなく、「尾野」です。 (2019年8月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 15話に誤字がありました。「佐野って人をは」ではなく、「佐野って人は」です。 (2019年8月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - Spicaさん» ありがとうございます！二階堂くん可愛く表現出来てますかね？素敵なんて照れます…(*´ω｀*)これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年8月1日 23時) (レス) id: fbdf32b646 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - 凄く面白いです！二階堂くんが可愛い！文章力がとてもあって素敵です！これからも応援してます！ (2019年7月31日 21時) (レス) id: 7740be45b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 | 作成日時：2019年7月13日 19時
