26話 ページ31
私は考えた結果ビジネスホテルにでも泊まる事を伝えた。
二階堂「そこも安全とは思いません」
「…じゃあ翔太さんの所に」
二階堂「うちでもいいですが…」
「…いやいや、二階堂くん他人のニオイ苦手なんでしょ？」
二階堂「…まぁ」
「それなら駄目でしょ。だから、翔太さんに聞いてみるし…」
二階堂「あなたなら！…気にならないんです」
なんで？
私が香水とか香りつきのもの使わないからかな…。
「…無理してない？」
二階堂「はい」
いいのかな…。
うん…今日だけ、お邪魔させてもらおう。
「…じゃあお世話になってもいいかな？」
二階堂「なら準備とかして下さい」
「はい」
玄関に居てもらうのも気が引けるのでリビングに上がってもらって待っててもらう。
二階堂くんはキョロキョロと部屋を見回していた。
明日の服と下着を詰め込んで準備を終わらした。
「お待たせ！ごめんね、今晩だけよろしくお願いします」
お辞儀すると二階堂くんは「じゃあ、行きましょう」って玄関へ向かった。
彼はいつも冷静だからこんな時はすごく頼もしい。
私より先を歩く背中が広くてドキっとした。
「お邪魔します…」
何度か訪れた二階堂くんの部屋にはいつも翔太さんも一緒だから、2人きりって緊張する。
電気もパソコンもつけっぱなしで、急いで向かってくれたのが物語っていた。
「二階堂くん、改めてありがとう。助かった…」
二階堂「いえ、僕はまだやる事あるんでシャワー入って下さい。それとベッド使ってくれていいんで」
「ううん！それは出来ないよ。このソファーでいい！これ以上二階堂くんに迷惑かけれない」
頭を横に振って出来ないと伝えた。
二階堂くんは少し考えて「わかりました」と一言呟くと椅子に座ってパソコンに向き合った。
バスルームに入ると力が抜けてきた。
頭からシャワーをかけて少し泣いた。
この状況にすごく安心したから。
お風呂から出ると服を持ってくるのに気づく。
明日の服はあるけど…ルームウェア忘れた。
着ていた服も嫌だし、明日のは寝汗かいたら嫌だし…。
二階堂くんの服借りれないかな。
遠くで声かけたら大丈夫でしょ、私は身体をバスタオルで巻いてリビングに入らないで二階堂くんに声をかけようと開けると廊下には二階堂くんと翔太さんの姿が
二階堂 A「「あっ」」
翔太「えっ！？」
「ごめんなさいっ！」
私はもう一度バスルームに隠れた。
やってしまった…。
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紫(プロフ) - 指摘ありがとうございます。読み返してチェックするのですが、やはり見落としがありますね。こうして報告してくれて助かりました。訂正しました。ご不快にさせてしまい申し訳ございません。 (2019年8月10日 7時) (
レス) id: fbdf32b646 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 31.5話、「小野」ではなく、「尾野」です。 (2019年8月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 15話に誤字がありました。「佐野って人をは」ではなく、「佐野って人は」です。 (2019年8月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - Spicaさん» ありがとうございます！二階堂くん可愛く表現出来てますかね？素敵なんて照れます…(*´ω｀*)これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年8月1日 23時) (レス) id: fbdf32b646 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - 凄く面白いです！二階堂くんが可愛い！文章力がとてもあって素敵です！これからも応援してます！ (2019年7月31日 21時) (レス) id: 7740be45b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 | 作成日時：2019年7月13日 19時
