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突然の河合課長の登場と、あまりにもスピードの速い二人のやり取りに目をぱちぱちさせていると、
「あれ？Aちゃん、もしかして知らない？」
と言った。
「な、なにをでしょうか…」
「あたしとこいつのこと」
そう言って、ふい、と目の前の席に座った課長を指差す。
「もちろん存じ上げておりますが…！正直、こんなに仲がよろしいとは」
「存じ上げてるの？付き合ってるの知ってた？」
「えっ」
こてん、と首を傾げる主任に、課長が慌てたように
「おま、そんなハッキリ言わなくてもいいだろ」なんて手をばたばたさせている。
「し、知らなかった…」
でも、そうか。今思えば、常務の退任は課長が人事部に怒鳴り込んできたことから始まっていて、それはそもそも主任がセクハラを受けていたことにあったわけで、と、いうことは…
今までのことがぱちぱちとパズルのように繋がって、すとん、と腑に落ちた。
「課長が人事部に怒鳴り込んでくるのも当然ですね…」
ぽつりとそう呟いたら、課長がすすったばかりのうどんをぶふっ！と吹き出した。
「あ、あれは…」
「そうそう、ごめんね？あたしは止めたんだけど」
そう言ってちょっと申し訳なさそうに笑う主任は、なんだか余裕そうだ。
一方の課長はというと…あ、耳が赤い。
課長が、ごほん、とひとつ、わざとらしい咳をして、私を見た。
「あのさ、五関のことなんだけど」
「ひゃ、は、はいっ」
またまた突然に挙がった部長の名前に、動揺して変な声が出る。
隣で主任が、ぷ、と顔を背けたのが分かった。
「五関部長が、何か…」
「最近さ、大丈夫そう？」
「へ？」
「……いや、めちゃくちゃ忙しそうだからさ」
課長はそう言って、ずずず、とうどんをすすった。
なんだかんだ言いながらも仲良しの二人だ。きっと部長のことを心配しているんだろうな、と思った。
「…前よりもお忙しいようですけど、お変わりないですよ。…仕事のできる方ですから」
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奏風(プロフ) - 初めまして。素敵な作品だったのですね。五関君の作品はあまりないので、見つけて嬉しかったです。お話もとっても素敵で、最後まで一気に読んでしまいました。 (2022年8月3日 12時) (
レス) @page5 id: 0c5b809cd3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 五関くんに引き続き、橋本くんと戸塚くんのストーリーも気になります。早く読んでみたいです。これからも、A.B.C-Zのストーリーを期待しています。 (2019年11月30日 0時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
ろっか(プロフ) - 妙子の娘さん» お久しぶりです〜！続けて読んでくださっていて嬉しい…！お待たせしてばかりですみません……もうちょっとさくさく書けるように努力します！笑 (2019年11月4日 0時) (レス) id: 2af5960142 (このIDを非表示/違反報告)
ろっか(プロフ) - ふーみんさん» ふーみんさん、ありがとうございます…！なんとお優しい……えびちゃんのお話、もっと増えて欲しいですよねぇ！キュンキュンして頂けるように、頑張ります！！ (2019年11月4日 0時) (レス) id: 2af5960142 (このIDを非表示/違反報告)
妙子の娘(プロフ) - お久しぶりです。今回も楽しく読ませて頂きました。早く続気が読みたいです。待ってまーす！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 3bfa5bcd50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろっか | 作成日時：2019年8月26日 0時
