プロローグ ２

５２ ページ4

、



慎「てか昨日二人でsnowmanのライブ

見に行ってたんでしょ？」


A「うん、行ってたよ」


慎「その後に飲んだの？」


A「うん」


慎「どこで？」


A「え、なに？なんでそんな聞いてくるの？」


慎「いや、別に気になっただけ」


北「いつもの店だよな」


A「そう、北斗行きつけの」


北斗のナイスフォローで何とか逃れたけど、

慎太郎がやけに聞いてくる。


そんなに私と北斗が二人で飲んだのが珍しいのか？

それとも何か気づいてるのか？


んー、慎太郎って意外とこういうの敏感だから


ちょっと怖い。



北斗は案外平気そうで何かいつも通り。

本当に何もありませんでしたみたいな顔して、

なんだよ昨日あんなにデレデレだったのに

ってなんか私の方が気にしてた。



向「あ！Aちゃん〜！これ飲む？」


A「なにこれ」


向「ルイッボッティー」


A「え？」


向「そんなことよりさ、昨日な」


A「ああ！昨日ね！めっちゃ楽しかった！

康二くんのゴイゴイスー私もノリノリで

言ってたんだよ！知ってた？｣


向「え！そうなん！？それは気づけへんかった〜

見たかったなあ、Aちゃんのゴイゴイスー」


A「あはは〜、あ、それ貰うね。

ルイッボッティーだっけ？ありがとう。」



じゃあねってその場を立ち去ろうとしたのに


向「なあなんで昨日と同じ服なん北斗も」


ってちょっと小声で聞いきてきて。


A「え？北斗も昨日の服だったけ？

全然見てなかった〜(笑)

私は急いで起きたから何も考える余裕なくてさ

とりあえず昨日脱ぎっぱにしてたのそのまま

着てきたんだよね」


向「なんやそうやったんや〜

てっきり2人でなんかあったんかと思ってたわ」


なんやなんや〜ってまあまあ大きめの声で

言うから焦る。


スタッフ「表紙撮影に入りまーす！！」


はー、やっと康二くんから抜け出せる。



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