プロローグ ２

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田「おはよう、A」

A「今日はどうしたの」

田「俺が幸せにするからね」

A「ねえ…慎太郎、どうしたの？樹」


事務所に行ったら私を見つけるなり
抱きしめて離してくれない。


よしよしって何かぶつぶつ言いながらも
しっかり男の力で抱きしめられて
動けないから、近くにいた慎太郎に聞くと


慎「テレビジョン読んで泣いてたの」


A「樹が？」


慎「そう…俺と一緒に事務所まで来たんだけど
ここ着いた瞬間にテレビジョン広げて号泣よ」



早めに事務所に到着していたという慎太郎と樹。


A「ちょっ 苦しい分かったから離して…」


松「何やってんの、お前ら」


A「あっ北斗〜樹を離してえ」


おはよ〜って部屋に入ってきた北斗が
入口で抱きしめられてる私をみて
なんとか樹を引き離してくれた。


松「どういう状況？」


田「今日発売されたテレビジョン予約してて
さっき見て、Aが愛おしくなった」


A「予約してくれてたんだ」


慎「予約もできない状況になってたよね」


松「俺も予約してて、今朝読んできた」


A「みんなめっちゃ読んでくれてるじゃん」


松「お父さんのこと話したんだね」


A「うん、もう何年か経ったし
お父さんがきっかけって本当のことだしね」


京「A〜おはよう〜(泣)」

A「ありゃ…大我まで泣いてるよ」


高地とやって来た大我もまた泣きながら
私を優しく抱きしめてくれた。


A「みんな泣きすぎ(笑)」


本当は感謝してるよ、みんな。


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